こんにちは、子育て教育応援コーチの一之瀬 翠(いちのせあきら)です。
長女は、家族のためにがんばり、まわりから「いい子」と言われることが多いものです。
「いい子」であることは決して悪いことではありません。
ただそれが、長女自身の成長を妨げ、将来的なリスクにつながることもあります。
そのため、いい子症候群の長女が抱えるデメリットについてもお伝えします。
主なデメリットは以下の5つです。
(1) 自主性や主体性の欠如
(2) 自己肯定感の低下
(3) ストレスの蓄積
(4) 人間関係の悩み
(5) 自分らしさを失うこと
今回から1つずつ、くわしく見ていきます。
(1) 自主性や主体性の欠如
●いつもまわりの顔色をうかがい、自分で判断できない
いい子症候群に当てはまる長女は、たとえば班活動のリーダーを任されても、メンバーの意見ばかり聞いてしまい、自分でなかなか決めることができません。
友達と遊ぶときも、行きたい場所や遊びの内容を友達に決めてもらうことが多くなります。
また親から何か言われると、すぐに「はい」と答えてしまい、自分の意見や気持ちは後回しになってしまいます。
●なぜこのような行動をとってしまうのか
幼いころから親やまわりから「いい子」であることを求められ、自分の意見や意思を抑えてきた経験も、このような行動を取る理由の1つです。
よく失敗を恐れ、チャレンジすることをためらってしまいます。
自信がなく、自分で判断することにしばしば不安を感じています。
●自主性・主体性の欠如がもたらす影響
自主性や主体性がないと、まわりに依存しやすく、なかなか自立できません。
すると自分で人生を切り拓くことができなかったり、社会でうまくやっていくことも難しくなったりします。
次回は、いい子症候群の長女が抱えるデメリットの2つ目について解説します。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
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