舘野 鴻 絵本原画展『ぼくの昆虫記』~見つめた先にあったもの~:町田市文学館 | 北十字の旅と音楽会記録が中心の日記

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今日は朝9時スタート。
図書館で本を返却し、まずは桜木町駅から町田へ。

町田市文学館
🎨舘野 鴻 絵本原画展『ぼくの昆虫記』~見つめた先にあったもの~


に行ってきました。


無料の展覧会だったので、期待せずに行ったのですが、点数が少ないだけで、内容の濃い展示を観ることができました。


3つの絵本の原画を中心とした展示でした。
絵コンテからの推敲の流れなども展示されていて、とても充実したものでした。

その3つの絵本とは
『しでむし』
『つちはんみょう』
『ぎふちょう』(ともに偕成社刊)
最初の2作品は、生態系を理解して読むべき絵本。子どものためではなく、昆虫の苦手な、もしくは極度な潔癖症の大人に読んでもらいたい内容。子どもの絵本の領域を超えた内容のある絵本でした。

『しでむし』は、動物の死体に卵を生みつける虫。


『つちはんみょう』は、幼虫時代に他の動物にくっつき、寄生しながら育つ虫。


ともに 生への強い力と、成虫まで生き残る奇跡を描いたもの。
特に『しでむし』では、対象に色をつけ 背景を鉛筆で仕上げた作品の 鮮やかな対比に目を奪われました。

それに対して『ぎふちょう』はご存知のように、分解者でも寄生虫でもないので、安心?して観れる絵本。


森の中の それことぎふちょうの視線で描かれた絵画の美しさは素敵でした。こちらは、誰もが一見の価値ある作品に仕上がっていました。

緻密な生物描写が際立つ絵画、どこかで見たような…と思っていたら、この舘野さん、日本のファーブルと呼ばれている熊田 千佳慕さんのお弟子さんの様。納得です。

1人でゆっくりと観ていると「こんにちは~」と声をかけて通りすぎる男性が! あれ、なんと舘野さんが来られているではありませんか! 今日の午後からのイベント(対談)のためだそう。ゆっくりできないので、そちらは残念でした。

その後 新宿へ移動。オペラを観てきます!
レポートは、あとで😃✌️