初訪問『国立民族学博物館』 | 北十字の旅と音楽会記録が中心の日記

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旅と鉄道と温泉が大好き。
そして、クラシック音楽も好きなもんだから、音楽会を理由に、日本国内を旅しています。
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積雲がプカプカ浮かぶ気持ちよい朝。天王寺の旅館を9時すぎにゆっくり出発。谷町線を大日で乗り換え、大阪モノレールで万博記念公園へ。谷町線、モノレール線ともに初乗りの区間があり、それだけでちょっぴり満足。
 
午前中の目的地は 万博記念公園の中にある
『国立民族学博物館』


今日はお隣のバラ園も満開でした。


民族学博物館は初めて入ったのですが、なかなかの充実。ミクロネシアやアフリカについては予想通り、植民地前の文化を辿るもの。ミクロネシアでは航海術の伝承に観入りました。その他の地域、特にヨーロッパやラテンアメリカ、北極圏にも気になる展示がかなりありました。


また、東南アジア、南アジア方面では伝統的な地理の教科書に出てくる事柄のみならず、現代の生活についても積極的な展示が良かったです。また、音楽関係も 祭事に関係があるものは積極的な収集がされていました。浜松楽器博物館とは異なる観点だったので それも新鮮てした。


さらに地域ではなく、系統的な展示には音楽の領域もあり、主にギター音楽ですが、日本の歌謡曲やフォークにも触れており、懐かしいEP、LPの展示もありました。

そして最後に日本周辺の国々の文化について。
アイヌ文化にも大きな展示スペースが与えられ、チセ(住居)のモデルがつくられたり、生活で使用された道具などもアイヌの資料館並の展示が見れました。


続く日本の伝統文化のコーナーでは、私はそれほど強くないのですが、鹿踊り、鷺舞、うしおに(牛鬼)など、私の旅の中でも見てきたもの、旅の経験で興味関心が高められたものの展示が懐かしく観れました。


また生活圏ごと、農村、漁村、山村の生活というテーマ別の比較もあるのが良かったです。

なんとここで3時間。本館のチケットで入れるという別館の
『ビーズ展』
は、もう駆け足。
 ビーズの定義を聞いて、真珠の首飾りはもちろん 数珠も仲間と納得。また南洋諸島やアフリカでは 骨を使った装飾品の中に、人骨のものが多々あるなど、こちらは驚きでした。
ゆっくり観ることができませんでしたが「へー」という発見がいっぱいあったので良しにしちゃいました。


本当はもうひとつ『建築の記憶』という大阪万博の建築の展覧会に行こうと思ったのですが、もちろん無理でした。


万博記念公園前から バス~JR~阪神と乗り継いで尼崎へ。
オペラを観てきます! そのレポートは次にまわします。