さくらんぼコンサート2015 大阪公演 | 北十字の旅と音楽会記録が中心の日記

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夕方までのテキトーなお出掛け記録は(↓)こちら✋

 


映画を観たら あとは夕食とって、コンサート。


さくらんぼコンサート2015 大阪公演

山形交響楽団特別演奏会

いずみホール

19時~


山形交響楽団

指揮:飯森範親
ピアノ:上原彩子


一昨年、東京で聴いてベスト10入りしたこともあり、ヴィヴィッドでアグレッシヴな演奏を期待して行きました。

演奏前に ここで使われるバルブの無いクラシカルな金管楽器の紹介から!この紹介は このような初心者の多い演奏会には必要不可欠。ホルンなどは音階を正確に吹くのがどれだけ難しいかの説明がもっと欲しかったなぁ~

今日は3曲ともスコアを持参。座席は3列目下手ブロックの一番内側。昨日と同じ3列目でしたが、昨日のように舞台ギリギリにオケを並べることもなく、いずみホールは1列前にも余裕のある通路もあるので 昨日のような圧迫感もなく、管楽器の音もしっかり聴こえました。

8型の両翼配置でのプログラム最初は
🎵モーツァルト:交響曲 第1番 変ホ長調 K.16
しっかりとしたリハーサルが感じられる安定した演奏。楽器間の丁々発止のぶつかり合いを期待した私には おとなしすぎる感がありましたが、しっかりとしたアーティキュレーションは聴いていて心地よい仕上がりになっていました。
私好みではありませんでしたが、なかなかの好演!

続いてさくらんぼ色のドレスの上原さんで
🎵ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第1番 ハ長調 op.15
こちらも安定したピアノ主体、オケは裏方に徹するような仕上がり。8型のオケとのバランスを考えたからか、上原さんのピアノは fを極力排した ピアノが余裕を持って鳴らされた、シルクのような肌触りの、滑らかな音の演奏でした。
第1楽章のカデンツァは全音楽譜のミニチュアスコアのカデンツァで『C』として収録されている 長いものを選んでいました。このカデンツァは初めて耳にしたかもですが、ヘートーヴェンよりモダンな様式を感じさせるものでした。せっかくの長いカデンツァなので、テンポをもっと大きく動かすなど、もっと思い切った演奏をして欲しかったかも、です。
第2楽章の夢みるような雰囲気は 絶品でした。

休憩後
🎵モーツァルト:交響曲 第41番 ハ長調 K.551「ジュピター」
同じく8型。こちらも極めて真面目に真正面から取り組んだ演奏。テンポもオーソドックスでしたが、決してマンネリ化したものではなく、楽譜に忠実に、細かい箇所まで正確に弾き分けていたのには 当たり前ですが、とても好印象を持ちました。
ここではベーレンライター版のミニチュアスコアで反復記号のある箇所のうち、第1楽章の呈示部と第4楽章の後半を、省略したのは ちょっぴり疑問でした。

今日は1日、充実しすぎる動きで、色々詰め込みました。大阪駅そばのギャラリーでの展示会には時間切れで行けなかったのが残念。それは来週か7月末、8月最初の日にゆっくり行くことに!

音楽会の終了後、さくらんぼのお土産がついたので 今夜はゆっくり 山形県東根市のさくらんぼを食べてから寝ます🍒