鎌倉芸術館ゾリステン・コンサート:鎌倉芸術館 小ホール と 映画『Wood job』 | 北十字の旅と音楽会記録が中心の日記

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旅と鉄道と温泉が大好き。
そして、クラシック音楽も好きなもんだから、音楽会を理由に、日本国内を旅しています。
音楽と旅を中心に、日記を書いていきます!

川崎での音楽会のあと 電車で移動した先は大船。
歩くと汗が出てくる暑さ!

続いて行ったのは

鎌倉芸術館ゾリステン・コンサートVol.40〈室内楽シリーズ〉

鎌倉芸術館 小ホール
15時~

徳永二男、礒絵里子、漆原朝子、漆原啓子、川田知子、小林美樹(ヴァイオリン)
川崎和憲、川本嘉子(ヴィオラ)
古川展生、向山佳絵子(チェロ)
菊池洋子(ピアノ)
という 強力なメンバー


最初の曲は
🎵シュポア:弦楽六重奏曲 ハ長調 op.140
小林、礒、川本、川崎、古川、向山。
3つの楽章からできている曲。
冒頭のヴァイオリンの不協和音から ロマン派の息吹きが充満。
響きの美しさが際立った魅力的な曲。ただ、響きと旋律に重点が置かれており、6つの楽器が立体的に組み合う面白さは弱かったです。

つぎは
🎵ショーソン:ヴァイオリン、ピアノ、弦楽四重奏のための協奏曲 ニ長調 op.21
菊池、漆原姉妹、川田、川崎、古川。
こんな編成の曲があるなんて!ソロは漆原啓子さん。ピアノの前に弦楽四重奏が並びました。
第1楽章はハーモニーの揺らめきの中、ピアノとソロヴァイオリンが暖色系の音色でセピア色の音楽をつくりました。
第2楽章は短いシチリアーナでしたが、ソロのヴァイオリンが四重奏と一緒に ゆるやかな旋律を奏でました。3本のヴァイオリンの充実した響きの中で 微妙にゆらめくハーモニーの美しさは絶品でした。
ゆっくりした第3楽章は協奏曲というより 6つの楽器の室内楽。
執拗に絡み合う感じの終楽章の充実した音楽。
珍しい音楽を素晴らしい演奏で聴くことができました。

休憩のあとは
🎵モーツァルト:弦楽五重奏曲 ト短調 K.516
徳永、漆原朝、川本、川崎、向山。
第1楽章の入りから あまりにあっさり。第2楽章まで その流れ。これは手抜きか󾬅とも思える単調ぶり。
ところが第3楽章に入ると 突如 濃厚な音楽に変身。5つの弦楽器の豊かな音色にうっとり。終楽章も同じような演奏。
最後はどうにか 良い印象で終われました。

そして気がつけば、今日は1日! 貴重な映画の日じゃないですか!
と いうことで、帰りに横浜で 山と自然と里山が好きな私への映画?
矢口史靖監督映画『Wood job』
を観て帰りました。


めっちゃ面白く観れました。
本当は観たくてたまらない作品があるのですが、タイトな今日の時間に入れられず 残念でした。