中村義洋監督『アヒルと鴨のコインロッカー』 | 北十字の旅と音楽会記録が中心の日記

北十字の旅と音楽会記録が中心の日記

旅と鉄道と温泉が大好き。
そして、クラシック音楽も好きなもんだから、音楽会を理由に、日本国内を旅しています。
音楽と旅を中心に、日記を書いていきます!

~公平な愛~

映画『アヒルと鴨のコインロッカー』を 川崎チネチッタで観てきました。


のだめで好演をしていた 瑛太さんに、『ハチミツと遠雷』と『8月のクリスマス』で印象的だった 関めぐみさん。そして、濱田岳さんの好演に驚きました。そして 私の第3の故郷、仙台が舞台となれば 観たくなっちゃいます。

良かったですよ~

ストーリーの構成もしっかりしていて、無理なく笑えて。ただ 私は 胸をえぐられるような苦しさも ありました。

日本人の 外国人に対する差別が、どれほど外国人を傷つけているのか。もし それが 最愛の人を失う原因になったのであれば…

涙が止まりませんでした。

ブータンから来た主人公が言う、輪廻の宗教観に心を打ちました。≪必ず生まれかわれる。前世の行いが現世に現れる≫と。

大切な人を失うことの苦しさが、外国人が日本に来た寂しさと相俟って、空虚なイメージを形成していきます。その中で、生き物への愛の心が灯り続ける気持ちに、すごい輝きを感じました。

あまりに切ない 恋愛と友情のお話しです。

ロケ地や俳優に気をとられるヒマなく、集中して観ちゃいました。
素敵な映画です。推薦します。是非 映画館で!

大切な人に 今、惜しみない愛を。