第43回 全同志社 メサイア演奏会 | 北十字の旅と音楽会記録が中心の日記

北十字の旅と音楽会記録が中心の日記

旅と鉄道と温泉が大好き。
そして、クラシック音楽も好きなもんだから、音楽会を理由に、日本国内を旅しています。
音楽と旅を中心に、日記を書いていきます!

京都、東山の日本庭園をまわったあと、コンサートホールの近くで食事をするために 北山へ、ついでなので、先に京都コンサートホールに立ち寄り。
すると チラシを見て ビックリ。即、そのチケットを購入するために窓口に行けば、さらにビックリ!!
今日、連休最後の日なのに18時開演で、『同志社のメサイア』があるらしい。

実は 滋賀のお友達から
「同志社のメサイアはハレルヤで立つよ」って以前から聞いて、興味をもっていました。
昨年、アーノンクールのメサイアを京都で聴いた時に、私が「ハレルヤで立たないのに、どうしても違和感がある」と言った時のことでした。ちなみに、私がこのような習慣になったのは、小学生の頃から 毎年聴いていた、神奈川県立音楽堂の山田一雄先生のメサイア。この公演では、ハレルヤになると、聴衆はみんなすーっと立ったので…(この頃は立たなくなったようです)

だから、立って聴く『ハレルヤ』の公演に行きたかったんです! 先日のみなとみらいのメサイアも、誰一人立ちませんでしたから…😢

「これはもしや、私へのクリスマスプレゼントかも!」って窓口で訊けば、
「当日売りは出しませんが、キャンセル待ちを出します」
と、よくわからないけど 入れそうな案内をされたので、気合いを入れて待つことにしました。

その結果、キャンセル待ちで『当日座席券と引き換えの席』を、開演15分前から発売しました。当日指定席なので良い席ではないのは覚悟のうえでしたが、 買えた切符は 安価な1000円。これなら文句は言えません。
そして 貰った座席券の座席番号を見たら
「アーッ、舞台後方だよ~」
声楽で後ろは最悪。

ちょっぴり落胆気味で席に着いた途端、能天気な私は、
『ヤッター!』✨😍✨

プログラムに
『ハレルヤは立って一緒に歌いましょう』
って書いてあり、なんと4部合唱の楽譜までついている!

そして 私の席は『テノールの2列後ろ』(私の声域はテノール。ついでに視力はまだ 2.0近くある)。
おかげさまで20年振りに、メサイア全曲を唱った気分になりました。合唱団の持っている楽譜が良く見えたので、終始テノールと一緒に口ずさみながら、ブレスをしながら聴いていたのですから!

『ハレルヤ』はもちろん思い切り 唱いました。 合唱に溶け込ませるように 注意し、指揮をしっかり見て。それにしても 声がしっかりと伸びたのに、自分もビックリでした。

最高の自分への『🎄クリスマスプレゼント🎁✨』になりました!

そうそう、コンサートについて…
もちろん、アマチュアですから 個々の、特に技術的なことについては言及しません。

第43回 全同志社 メサイア演奏会

京都コンサートホール
18時~

ソプラノ:松下 悦子
アルト:児玉 祐子
テノール:小貫 岩夫
バス:井原 秀人
チェンバロ:井幡 万友美
オルガン:大代 恵
同志社メサイアコアー、メサイアシンガーズ、同志社グリークラブ
同志社交響楽団
指揮:山下 一史


指揮が山下さんだと知ったのが、座席についてプログラムを開いたあと というお間抜け。

大きなモダンオケのメサイアは久しく聴いていないので、最初は抵抗があったものの、序曲が終わる頃には慣れました。山下さんの流れるような表現こそ、カラヤンの弟子だったということを思い出させるに十分。それにしても同志社のオーケストラ、上手い。特に弦楽器。
オーケストラは、教育上の配慮から、フルートやクラリネットやホルンの入る版。私の『自分のスタイル』が出来ている『メサイア』で、さほど抵抗無く聴けたのが不思議でした。

今年3回目のメサイア。学生の熱い演奏、素晴らしいメサイアが聴けました。

最後にキャンドルサービス。
『きよしこの夜』
素敵でした。

そして、どうにか最終前の新幹線に 飛び乗れました!
心の中に、京都からのクリスマスプレゼントを携えて💖