ラ・フォル・ジュルネ 2008~16:5日目 | 北十字の旅と音楽会記録が中心の日記

北十字の旅と音楽会記録が中心の日記

旅と鉄道と温泉が大好き。
そして、クラシック音楽も好きなもんだから、音楽会を理由に、日本国内を旅しています。
音楽と旅を中心に、日記を書いていきます!

~熱狂の日レポート16~

おやつの時間の公演を、今日は2つ!
まずは
ジャン=フランソワ・エッセール ピアノリサイタル

G409
15時~ 

ピアノ:ジャン=フランソワ・エッセール

ここは135席のG409という小さなホール。モダンピアノだと音が溢れるくらい。
今回のプログラム、有名な『舞踏への勧誘』以外はまったく知らない曲でした。

まずは
🎵C.M.von Weber:ピアノソナタ第2番 変イ長調 作品39
🎵C.M.von Weber:舞踏への勧誘 作品65
最初のソナタは、いかにもロマン派って感じの、細かい揺れと陰影のある曲。私のイメージするウェーバー像とはかなり違いました。
舞踏への勧誘は元気いっぱい(に聴こえる)。なんかクルクルまわりすぎて目が回りそう。

🎵F.Schubert:12の高雅なワルツ 作品77 D969
初めて聴いても すぐにお友だちになれる楽しい曲。ずっーと聴いていたくなる、ワクワクの連続。曲ごとの性格対比がハッキリしているから、弾き応えもありそう。
ただ 私はおバカで、ピアノの真ん前の席を取ってしまった。小さな会議室を使ったホールなので、(ピアノまわりには絨毯の上に硬質プラスチック敷いてますが…)古楽器ばかりを サロンコンサートで聴いてる耳には、あまりに音が大きすぎました。後ろにすれば良かったです。クラシックしか聴かない人が、ロックのライブに入った様でした(笑)



続いて
劇付随音楽『キプロスの女王 ロザムンデ』作品26 D797

ホールC
16時30分~

メゾソプラノ:林 美智子
フランス国立ロワール管弦楽団
合唱:晋友会(凡そ100人) 
指揮:ペーテル・チャバ

プログラムは
🎵F.Schubert:劇音楽『キプロスの女王 ロザムンデ』
全部で11曲。うち知っているのは2曲だけ。今日はシューベルトの優しい響きに満たされました。劇の内容がわかれば「もっともっと楽しめるのに」って思いました。でも どんな場面かって 勝手に想像するのも楽しいです。
落ち着いて訥々と進むので、なかなか個性は出せないかなとも。そんな中で クラリネットのこの世のものとは思えない 美しい音色。また1曲だけの独唱の林さんも、素敵な声を聴かせてくださいました。林さんは 昨日、今日聴いた独唱の中では ダントツでした。ただ合唱が比較してはいけませんが、イマイチ。特に弱音でのテノールはアウトレベル。昨日、今日と良い合唱を聴いていたからなおさらでした。


あと2公演 次は期待大の公演なので、早くもワクワクです。