るーぷる仙台で~若沖が来てくれました~ | 北十字の旅と音楽会記録が中心の日記

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旅と鉄道と温泉が大好き。
そして、クラシック音楽も好きなもんだから、音楽会を理由に、日本国内を旅しています。
音楽と旅を中心に、日記を書いていきます!

~動物たちと30年~

昨日は早起きしたのもあり 昨夜は早寝。そして今日も寝坊でゆっくりスタート。
本当は晴れたらレンタカーで仙台の南、名取~南相馬の海岸線と常磐線跡を追うつもりでしたが、昨日の散財もあり 節約モード。雨天時の予定に変更。

仙台市内の観光施設を回る『るーぷる仙台』の1日乗車券を初めて購入。市内一周にお出かけ。

第1の目的は仙台市博物館へ

東日本大震災復興支援
『若沖が来てくれました』
~プライスコレクション江戸絵画の美と生命展~


江戸時代の絵画が集合。今回はアメリカ在住のプライス氏が蒐集した絵画を、ぜひ震災被災者に元気を ということから企画されたもの。GW後 岩手県立美術館、夏休みに 福島県立美術館へ巡回します。

今回は個人が集めた作品ですから 作品のテーマの偏りは出てきがちですが、私の趣味には近い部分もあり、楽しめました。

タイトルの若冲を中心に、曽我簫白や河鍋暁斎、果ては作者不詳まで楽しい作品がいっぱい。


私は動物画の数々に惹かれました。特に毛を1本1本緻密な描写で質感豊かに描かれたサルの親子の作品には驚きでした。
その中で 一番印象に残ったのは、美しくも醜くもない、ビミョーな感じの幽霊画。とっても楽しく観れました。
圧巻だった作品は
若冲の
『花も木も動物もみんな生きている』
という作品。
86000の桝目に色を入れて完成させた大作。江戸時代にそのような手法で描いた作品があるとは知りませんでした。西陣織の下絵との推測です。鮮やかな色調はタイルによるモザイク画かと疑いたくなるようでした。

そして次に向かったのは
仙台城跡


ここに来たのは実に30年振り。31年前の秋以来のような気がします。初めて仙台を訪れて以来。その後、100回以上の訪問を重ねるも、足を運ばなかったところ。今回 来ちゃいました。
伊達政宗の銅像は変わらずでしたが、仙台の町には高い建物が並び、津波の到達した荒浜のあたりには、茶色い荒れ地が広がっているのが確認されました。

↑水平線ギリギリの茶色いところが津波の到達地域です

春らしい暖かい日ざしの仙台城跡公園は、気持ち良い散歩ができました。

そうこうするうち、ループル仙台の終バスに近い時間になったので、仙台駅に。

あとは仙台駅から新幹線は「やまびこ」の自由席。16両編成だと、後ろの「こまち」編成が横4人掛け。ついでに自由席は前 って印象から、観光客の時期は絶対に空いている。
のんびり、仙台から東京まで2時間は 速い早い。