~オリジナルとコピー~
いちめん春。
山はバッケからカタクリに変わった頃。
岩手県西和賀町、草井沢って小さな集落にあるカタクリの群落が好きで良くでかけました。集落の入口で車を止められ 入山料を払うの払わないの…山菜採りの人は有料。そんな長閑な山奥のどんずまり集落。
そして 帰りは秘密の温泉で…
ところが この時期だと、だいたい温泉一番乗り。 つまり 木の葉やコケを取る清掃をして…
でも 青空の下の浴槽の清掃は最高。
そんな風に 自然の中でのんびりしたいと考えつつ、街中へお出かけ。今日は昼前に有楽町でお友達と待ち合わせ。そしてお昼。
銀座ぷらっとコンサート
平井千絵 フォルテピアノ『ピアノの部屋』
13時30分~
王子ホール
フォルテピアノ:平井 千絵
今日のテーマは『別れに寄せて』
まずは1820年製造のオリジナルのフォルテピアノの演奏
🎵N.ブルグミュラー:ラプソディ ロ短調 作品13
このブルグミュラーって、あの有名なブルグミュラーの弟だそう。
メランコリックで繊細な音楽が、古典からロマン派への架け橋の上にいるって感じ。魅力的な作品発見。
今日は曲の間のおしゃべりつき。曲の解釈や とっても私的なお話まであったり、楽しい楽しい。
🎵デュセック:ピアノソナタ 嬰へ短調『ルイ フェルナンドの死を悼む悲歌の調べ』
いくつかのCDで聴いていたこの珍しい作品を、初めて実演で聴くことができました。
本当に地味な作品。2つの似た楽章からなります。緊張感漲るこの曲、午後には向かないかも…
🎵L.van Beethoven:ピアノソナタ第26番 変ホ長調『告別』
この曲はフォルテピアノが良く似合う。今日は400席程度の小さいホール。1つ1つの音がクリアーに響くのは フォルテピアノの良いところ。適度なペダル操作は ホールに余分な音を残さない。必要な響きだけを残り香のように、薄いベールをかけていきました。
平井さんが「馬車の待ち合い所の喧騒の描写の様」と言う第1楽章も、1つ1つの音が弾むようで、生き生きしていたのが印象に残りました。
最後はその10年前に作られたワルターのコピーに楽器を替えて
🎵F.J.Haydn:アンダンテと変奏曲 へ短調
積極的な演奏にビックリ。平井さんは2つの主題を「オルフェオとエウリディーチェ」と例えていました。地味ですがとても味のある曲。変奏の1つ1つを生き生きと弾き分けていました。これは名演奏。F.J.Haydnは満足までは期待していなかっただげに、嬉しい誤算。
休憩無しでしたが、休憩入れても良いくらいのボリュームでした。
終演後、ロビーでお茶とお菓子のサービス。
ここで お友達と歓談したのち、銀座のCD屋さんに寄って自爆。ポーランドとチェコのレア系CD見つけて散財しちゃいました。
そしてさらなる寄り道は、横浜スタジアム。毎年恒例のチューリップが満開でした。