～半端ない泡～
昨夜はホテルから、初詣と除夜の鐘つきツアーが出るというので、23時45分にマイクロバスで出発。 阿蘇神社まで行くのかと思いきや、身近な小さい神社。そして 新年が明けてから、小さなお寺に行って、鐘つき。トータル45分の小さなツアーでした。鐘を良い音で鳴らそうと、ちょっぴり頑張ったりと、ひとり旅でも楽しい年越しのイベントは、嬉しかったです。
寝る前、朝イチと温泉で温まり、おせちの朝食。おせちの豪華な雰囲気はお正月だからこそ。
今日は早めにスタート。
なぜなら 今日の目標は２箇所の温泉と予定したから。
まずは長湯温泉方面に向かいます。阿蘇の外輪山の上を越えて向かうことに。
外輪山に上がると、大観峰という ビューポイントらしい名前の場所があったので、入っていく。すると駐車場がいっぱい。皆さん 初日の出を見に集まったあとのようだ。東側は雲があり、明るくはなっているものの、『日の出』を待っている人がまだ残っているみたいな感じ。
車から少し歩いて てっぺんに行くと、阿蘇山方面は 霧がうっすら。カルデラ内部には 雲の隙間から天使の梯子が いく筋も降りていました。
初日の出より神秘的な風景に 思わず手を合わせてしまいました。
しかし 西からの猛烈な風に、無防備だった耳と手が冷えきってしまい、痛くなってきたので退散。
その後 雪の残る阿蘇の外輪山から、瀬の本高原を回って長湯温泉へ。県道レベルより大きな道しか案内しないナビを消して、アバウトな九州地図を参考に走る。
すると長湯温泉の手前に、見つけられたら行こうと思っていた『七里田温泉』の案内を発見。
この七里田温泉、宿泊施設の無い 村の共同浴場スタイル。入口に入るや「ラムネ湯どうしますか」 と。別棟にあるラムネ湯と施設内のお風呂のセット券、500円を購入。そうしたら 元旦先着100名で、干支のタオルにミカン2つをいただいてしまいました。
まずはラムネ湯に行ってビックリ。36℃と案内された浴槽は 温泉析出物で真っ赤。
そして入るや 全身アワアワ。泡を拭っても30秒でまたアワアワ。正真正銘の炭酸泉。サイダーの中にいるみたい。30分以上入っていましたが、寒さなど一切感じず ほのかな温かさにほっこりでした。飲泉可能だったので飲んでみると、市販されている炭酸水そのものでした。
もちろん その後、施設内の露天風呂つき内湯に入るも、ラムネ湯のインパクト大きすぎて どうでもよい状態でした。
その後、懐かしの長湯温泉の温泉街を一周して、次の目的地 臼杵へ。
途中 日本のナイアガラといわれる原尻の滝に寄り道。
滝のまわりを歩いたあと、以前 美味しいだんご汁をいただいたお店に寄ろうとしたら、元旦なので お休みは覚悟していたのですが、なんと 12月で閉店。その時もらった種錢をまだ大切に持っていただけに、残念。
そのあと すぐ上流にある見事な原尻橋という石橋に寄り、臼杵へ。
臼杵へは 今までどうしても見つけられなかった石橋を見るため。
臼杵郊外の深い谷間に掛かる石橋です。
その前に、臼杵市内に入るやすぐに 明治期以前に作られた 当時としては日本一の石橋、そして その美しさは九州の石橋の中でも屈指の 虹澗橋にご挨拶。いつ見ても 惚れ惚れしちゃいます。
そして目的の石橋、音波橋はというと、案の定、入口がわからず右往左往。山の上にある 隠れ家的集落をそーっと通りながら探すこと30分以上。ひっそりと、誰も通らない道に 立派な橋が現れました。
それにしても 今の道路事情から考えると、なぜこんな場所に橋を作ったのだろうか。不思議でたまらない。
近くにあった碑によると、明治45年に架けられたそう。
周りが木や藪に覆われ 写真を撮りに下に降りると、またまた種攻撃。ここのはズボンを通して射してきて痛いのなんの。スパッツ持ってくれば良かったと後悔でした。
ここで時間を見ると、別府温泉に寄る時間がもう無い。そこで仕方なく、臼杵で最もワイルドな石橋、乙見橋に寄ることに。
こちらは廃道となって 現在は使われていない橋です。なんと今回 橋の上がきれいに刈り込まれていました。初めてこの橋を渡ることが出来ました。
そしてタイムオーバー。
予約した返却時間は17時。今回 1時間早く借りたので、遅れることはできません。
ナビで大分空港までの時間を出すと、16時54分。このいい加減なナビ、順調に走って時間通りだから 本当にピッタリのはず。案の定、高速を80～90km/hで走っても 一向に到着時間が変わらない。結局、給油してレンタカー会社についたら ピッタリ17時。
早めに空港に着いたので レストランで、昼・夕食を兼ねた 大分の名物が詰まった定食。
お腹を満たせば、あとは帰宅するだけ。
19時半のJALは満席。でも定刻フライト。
明日、明後日は箱根駅伝。
沿線とテレビでの応援の２日間になりそうです。