瀬戸内国際芸術祭~2日目後半:豊島(唐櫃岡~家浦浜の展示) | 北十字の旅と音楽会記録が中心の日記

北十字の旅と音楽会記録が中心の日記

旅と鉄道と温泉が大好き。
そして、クラシック音楽も好きなもんだから、音楽会を理由に、日本国内を旅しています。
音楽と旅を中心に、日記を書いていきます!

前半↓の続きです。
https://ameblo.jp/repun-berg/entry-12504724180.html

唐櫃港からバスに乗って、有名な豊島美術館は 3年前に寄ったのと、入場整理券が必要、さらに追加入場料金が必要となるので、パス。そのまま唐櫃岡へ🚏🚌💨

ここ唐櫃岡は3年前、豊島美術館のあとに訪問。そして今日観た作品は3年前と完全にかぶりました。
3年前の日記は↓
https://ameblo.jp/repun-berg/entry-12190376894.html

上の日記を読んでいただければわかりますが、
3年前に強烈な印象を与えてくれた『檸檬ホテル』がトリエンナーレ対象施設から外れ、事前予約のホテル兼レストランになってしまったのに バスを降りるまで気づかなかった😅 また爆笑したかったのに…

まずは
te11B:ストーム・ハウス~ガディフ&ミラー
木造建築の部屋の中で、嵐が来てから去るまでを10分程度、過ごすというもの。
6畳の部屋2つに、今日は人がいっぱい。これなら心細くない。
でも、この展示は雨の日には訪れたくないところですね。
ここは写真撮影禁止でした。

次に
te10:島キッチン~安部良
大きな屋根の下の食事場所が 気持ち良さそうだったのですが、たくさんの人が列をなして待っていとので、建築作品として見ておしまい。


キッチンの隣の作品
te09:あなたの最初の色~ピピロッティ・リスト
蔵の上に円盤を置き、それに映像を投影。タイトルから母親のお腹の中で見た映像かな?と思うも、違いそう。


意味不明。それより 蔵の中、暑すぎ😵💦

次に行ったのは
te08:空の粒子~青木野枝
鑑賞の方向を間違えるとつまらない作品になりそう。タイトルの通り、空を背景にするように観ると…


隣の清水で、水を汲み、水分補給ができました。


ちなみに、水汲み場にいっぱいいた東洋系の外国人の方々、私が『作品』の写真を撮ったら、大移動。皆さん、作品が水汲み場だと思っていた様。それくらい目立たない作品でした。

そして山の中腹にある、そこまで15分ほど歩いて
te12B:ささやきの森~ボルタンスキー
ボルタンスキーで 私が一番好きな作品。期待して行くと…
着いたはいいが、風が無い!
林の中にある風鈴が、風でチロチロと鳴るのを聴く作品。
風鈴が鳴らずに、蝉の声に満ち溢れた林でした。



戻る途中、関西学院大学の学生さんのアンケート調査。私も同様なことを大学2年生の時に 知床五湖でやったのを思い出しました。

バスに乗ろうとすると超混雑。豊島は凡そ20分間隔の運行。見学にとても便利ですが、マイクロバスなのですぐに満員になるのは、特に今日は、致し方ない。

バスで家浦港へ。家浦浜の3つの展示を見学。
ここからはすべて 初めて観る作品ばかり。

まずは港にある作品。
te01:豊島愛ランドスケープ~垣内光司
港を見るようなベンチ。2階建てでしたが、パイプを使った作品なので、パイプが熱くなるので、夏期間は2階の使用が禁止でした。


なので触れずに見ただけ。食堂の外のテーブルに使う目的もあるかの様。見ただけだと、工事の足場にしか見えませんでしたが…
これでもアート?

次に
te03B:鉄工場~大竹伸朗
メリヤス針製造工場に、漁船の骨組みを置いた作品。異質な2つの対象をコラージュ。



意味を考える前に、隣の事務所?の敷地の脇に作られた ジェラートのお店に直行。
・いちごジェラート


プツプツ果実が香ばしいシャーベット。箱が真っ白で(何も書かれてなく)、手作り感満載。美味しかったです。

te02B:豊島横尾館~横尾忠則/永山祐子
めちゃめちゃ面白かった。
入ると正面に日本風の庭園。石が原色に塗られ、池の底は原色のタイル。そこに派手な錦鯉が泳ぐ。その上に建つ母屋、池の上はアクリルで透明。もう最高!
トイレは歪んだ鏡が全面。ウケる!
そして滝のインスタレーションという棟は、足元が鏡、上にも鏡。つまり下を見ると、奈落に落ちそうな錯覚。私は壁面に貼られた古い滝の絵葉書のレトロさは、私好みで集中して見てしまいました。

入って元気になりそうなハードに、不気味な横尾さんの絵画とのギャップが面白かったです。


内部の撮影禁止が残念でした。

次に お隣 硯地区へ

まずは
te04:ウミトタ~皆川明/緒方慎一郎
1棟貸しの宿泊施設。海と田んぼの間に作られた、古民家を改造したもの。畳の寝室やアーティスティックなロフト。掘り炬燵のように凹んだところに設えた ソファーに座れば、大地に寄りかかるような感じになれたりと…
素敵すぎる施設にびっくり。海側のテラスでのんびりしたいなぁ~って思いました。


内部の撮影が禁止。こちらの内装は、ホテルのHPに詳しいかも。

その隣に
te05B:豊島シーウォールハウス~アンリ・サラ
古民家を使った、音楽をモティーフにした作品群。
外壁にオルゴールのシリンダーを主題にした作品。部屋の中には 小太鼓を自動で叩かせる作品。
そしてメインは『ストラヴィンスキーのヴィオラのためのエレジー』を弾く奏者の弓に、カタツムリ🐌を元から先端に這わせた、それだけの映像。ウケたのは私だけでしょうか?
音楽好きな私には、強烈なインパクトがありました。
こちらも内部の撮影が禁止でした。

今日最後は
te06:コロガル公園in豊島~井筒耕平/会田大地
乳児院の前にあったため池の水を抜いた跡地に作られた公園。


壁にチョークでたくさんの書きつけが、ほのぼのでした。

その足で 今日宿泊の民宿に。
たくさん歩いた汗をお風呂でサッパリ。今日は頭のてっぺん(髪の毛の下。決して髪が少ないわけではない。一昨日の床屋で透いたくらい)も日焼けして、シャンプーしたら頭皮がピリピリでした。来週あたり皮膚が剥けてくるぞ~。それはフケではないからね!

早めの夕食は、タコとニシ貝の塩焼きの定食。


この初めて食べた『ニシ貝の塩焼き』の美味しいこと!

夕食後 外に出ると、岡山県側の海の向こうの空が、夕焼けになって とても綺麗でした。


今日は島の中腹の一軒家の民宿なので、静かでゆっくりです。