NHK交響楽団 定期演奏会 | 北十字の旅と音楽会記録が中心の日記

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~第6協奏曲~

今日は
NHK交響楽団の定期演奏会

15時~ 
NHKホール


指揮とピアノ:オリ・ムストネン

曲は
🎵ムストネン(自作):3つの神秘
🎵L.van Beethoven:ヴァイオリン協奏曲(ピアノ版)
🎵J.Sibelius:交響曲第6番
🎵J.Sibelius:フィンランディア
というプログラム。

3つの小品からなる自作は、弦楽器とチェレスタの響きが美しい曲。
近代の作曲家風の、聴きやすい作品。

次のL.van Beethovenが今回の目的。昨日のFMは聴いて無かったので、冒頭ののリズムにビックリ。2/2拍子(本当は4/4)じゃん。そしてリズムが軽い。
そしてさらなる驚きは『斜め』に蓋を外して配置したピアノを弾き出した瞬間。左手が自由闊達に 装飾ではな、 合いの手が入る。私の概念では装飾じゃなく、作曲。
そして驚いたのはそれだけじゃない。
ピアノのアクセントがあまりに極端。Beethovenのリズムじゃなくなっている。大きな波を打つよう。ただ、蓋を外しているから弱音がより聴こえてこない(1階右サイド後方)。
あまりの突然の、激しい表現に唖然としてたら、終わってしまった。
右手はショパン、左手シューマンみたいなBeethovenだった。N響アワーの放送で復習したいけど、やってくれるかな。

後半は素敵なJ.Sibelius。
まずは美しい第6番の交響曲。
爽やかな、山の上を駆け抜ける風のような涼しさと、落ち着きを持った曲。めったに実演に遭遇しないけど、もっと聴かれて良いなぁ~って。
N響の弦楽器の音色が軽くなって、寒色系のJ.Sibeliusの音楽を見事に再現。
これを聴いた瞬間、最初の自作の曲の響きがJ.Sibeliusにそっくりだったってことがわかりました。

地味な曲で静かに終わるため、拍手が小さく、プログラムに入れにくい理由がわかるよう。そんな交響曲のあとに、メインの『フィンランディア』。
弦楽器の音がガラッと変わって攻撃的に。
金管も鋭く吼えて、高らかに讃歌を歌い上げて大拍手。

フィンランディアって、実演で聴いた記憶が全く無いような…

もう 頭が混乱して終わった音楽会でした。