~最後の最後に、ほっこり~
今日は朝 京都に入り、まずは 受験生の合格を祈願しに、北野天満宮へ。
今日は初天神、たくさんの人で とっても賑やか。
テキ屋に混じって ガラクタ市も加わり、見ていて飽きない。
午後からは二条城へ。
久し振りに立派な障壁画を観てきました。
また 庭園を歩いていたら、目の前の低い位置の瓦屋根にひまわりが咲いていました。本当に見るところ多すぎます。
そして夜に、クリスマスイヴに情報を仕入れた(チケット買ってしまった)コンサートへ。
京都市交響楽団の定期演奏会
今日は昨年、ショスタコーヴィチで大活躍だった
井上道義さんの指揮。
曲は
🎵F.J.Haydn:交響曲第6~8番『朝』『昼』『晩』
の三部作。
左より高音から順に並んだ配置。
9-7-4-3-2の編成。ヴァイオリンとチェロがなぜ奇数かというと、ソロが多いこの曲、トップが一人ずつ前に並ぶ配置でした
演奏は、肌理濃やかな 優しい演奏。小さなフレーズにも呼吸を感じる、人間味あふれる素晴らしい音楽でした。
一部に スコアに少し手を加えて、それはそれで、なかなか楽しく聴かせてくれました。
しかし 今日は演奏について語るより、他に伝えたいことが…
まずは 井上さんの服装。
燕尾服のオーケストラに対して 普通の礼服。
そして ネクタイ。
なんと 朝 昼 晩に因んで、太陽の(エジプト文明的な)素敵な柄。
まずは ネクタイに 注目させられみした。
朝と昼のあと 休憩に入る時に 一言
「これから昼休みでーす」
納得!
休憩後 晩を演奏しに出てきてビックリ。
なんと クリーム色のワイシャツが、黒に変わっているではあ~りませんか。
そしてネクタイも晩仕様。月のネクタイ。
前に座っていて、そこまで楽しめちゃいました。
で、今日はアンコールをするのが、後半に入るところで分かりました。それは譜面台にロウソクを立てる準備をしたこと。そう、アンコールは
🎵J.HAYDN:交響曲第45番『告別』~第4楽章
告別交響曲って、最終楽章でオーケストラ奏者が一人ひとり帰っていって、最後はヴァイオリン2人が残るという仕掛けもの。
J.HAYDNの交響曲につきものの、楽しい仕掛けのひとつ。そしてその代表ともいえる有名な1曲。
そして アンコールが始まりました。
そしてまたまた 驚き。
なんと ヴァイオリンが帰っていく順番が、ほぼ逆。普通は 後ろの奏者から帰って、最後 コンサートマスターが残るのに、なんと 今日は コンサートマスターから帰っていきました。
そして 最後に残った2人は、なんと 第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンの『一部後ろのプルトの奥(つまり 末席)』の奏者。
普段 ソロを担当することのない 目立たない奏者が最後のソロを演奏したのです。なんと素敵な演出でしょう。ロウソクが2つ、オーケストラの後ろに光り、スポットライトに輝く姿は、このオーケストラと井上さんの信頼と温かさを感じられる演出でした。
あっ、本体の『朝・昼・晩』の演奏も、もちろん京響のトップ奏者のソロの妙技に、緻密でリズムが躍動する、素晴らしい音楽が聴けました。
今日は横浜から京都まで行って、本当に良かった です。笑顔がいっぱいになる音楽会でした。