古楽器による ヘンデルの『メサイア』:みなとみらいホール 小ホール | 北十字の旅と音楽会記録が中心の日記

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~年末の音楽~

『山手プロムナードコンサート』
古楽器による ヘンデルの『メサイア』のコンサート 

今日は14時~
横浜みなとみらい小ホール


オケは2-2-1-1-1の小編成。あとはオーボエにトランペットが2に、ティンパニとオルガンの13人。
声楽は各パート3名の12人編成。うちアルトにはカウンターテナー(男性)1が入ってました。

小さな編成ですが、500人程度の小ホールでは 十分な数。
今回は合唱団員が 代わる代わるソロを務めました。私の至高の音楽会、武久さんの『メサイア』と同じようなスタイル。

今回はチェンバロを弾きながら、渡辺順生さんが指揮(14人目の器楽奏者か)。


小編成ですが、奇を衒うことのない、極めてオーソドックスな演奏。そして とてもきれいな仕上がりを目指したスタイル。

ソロは、全員が最低2曲は歌うように割り振りされていました。声の質や表現の違いがくっきりと出ていて、聴いてて楽しかったです。合唱団員は、みな バロック畑で活躍するソリストたちばかりですから。

そのような方々でしたが、装飾は全体に控え目。歌唱の確かさで、しっかりと聴かせてくれました。
素晴らしいソロの競演と、その方々で作り出す 贅沢な合唱。そして小さなホール。
教会以外で聴くなら、ここしかない!という環境で楽しめました。
オーケストラのコンサートマスターは、今 古楽器のまとめ役なら日本では トップクラスの桐山建志さんが率いました。


今回の演奏は何年版かはわからないですが、ピファは短いバージョン。トランペットのアリアはカットせず、ダ・カーポが行われました。

武久さんの、驚愕のぶっ飛び『メサイア』に比べると、渡邊さんの『メサイア』は、スコアに忠実に、朴訥とした等身大の表現で、聖書のお話を伝えてくれました。

今日のチェンバロは1段のイタリアンタイプでした。



その後、磯子区で塾の仕事にそのまま。仕事が終わってからだと 帰宅も遅いし…と、今夜はそのまま 横浜駅から『ムーンライトながら』。この列車は満席でも、直前になると しっかり指定席が取れるので…