テレマン協会 400回記念マンスリーコンサート:大阪倶楽部 | 北十字の旅と音楽会記録が中心の日記

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古楽器の競演 饗宴

今日は(京都に寄り道して)
19時~ 
大阪 淀屋橋の大阪倶楽部で
テレマン協会の400回記念マンスリーコンサート


ヴァイオリンソロに古楽器の第一人者 サイモン スタンデイジさんを迎えた 特別プログラム

曲は
🎵J.S.BACH:ヴァイオリンソナタ ホ長調
🎵ヘンデル:ヴァイオリンソナタ ニ短調
🎵ルクレール:ヴァイオリンソナタ 変ホ長調作品9-9
🎵テレマン:3つのヴァイオリンの協奏曲 ヘ長調
🎵テレマン:12の幻想曲から2曲
🎵J.S.BACH:3つのヴァイオリンの協奏曲 ニ長調
と 盛り沢山。

チェンバロはもちろん中野振一郎さん。
合奏はコレギウム ムジクム テレマンの古楽器。


大阪倶楽部は建物自体もノスタルジックな重厚なつくり。ニスの塗られた重い扉の向こうの部屋に音楽が響きます。


スタンデイジさんとテレマン協会とはもう慣れた仲。絶妙な呼吸と楽しい雰囲気で、前半のソナタは演奏されました。

チェロが低音に加わったヘンデルは、それだけで音が引き締まり 部屋全体が響き出しました。

後半は協奏曲をはさんで無伴奏曲という構成。
最初のテレマンは、ヘンデルの有名なシバの女王の入場の原曲(っていうかヘンデルがテレマンの曲を引用したら それが有名になったのが顛末)。 3つのソロヴァイオリンが派手に掛け合い、豪華絢爛。

次のファンタジーは、無伴奏曲。スタンデイジさんは一瞬で部屋全体を魅了させてしまいました。

最後のバッハは有名な曲で、さすがバッハ。リピエノ(オーケストラ伴奏)の部分もしっかり書かれています。そして 今夜の伴奏は各パート1名。なんと3つのヴァイオリンの協奏曲が、まるで5つのヴァイオリンの協奏曲みたいに響きました。
ソロのみならず 伴奏までが緊密に綾をなして、見事に奏でられました。

アンコールはバッハのイ短調の協奏曲の第2楽章。
スタンデイジさん一人に、他のメンバーが伴奏にまわって、分厚い(と言ってもヴァイオリン4人ですが)オケをバックに素晴らしい音を聴かせてくれました。

3年振りの来日。体調などとの心配を吹き飛ばす、 いつもの間髪を入れずに弾きまくる姿に安心しました。

なお この演奏会の模様は(中野さんの楽しいおしゃべりも含めて)関西地区の、FMCOCOLOで4月26日23時~24時まで放送されます。
関西の方は ぜひ聞いてください。
私は聞けません。

今日は音楽会もあったので 2つの日記を書きました。

今、また新快速で西に移動しています。