神戸中華街界隈 と 兵庫芸術文化センター管弦楽団 第104回定期演奏会 | 北十字の旅と音楽会記録が中心の日記

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旅と鉄道と温泉が大好き。
そして、クラシック音楽も好きなもんだから、音楽会を理由に、日本国内を旅しています。
音楽と旅を中心に、日記を書いていきます!

朝から大荒れの横浜。傘を持ちたくないので、ダッシュで駅まで🏃‍♀️
今朝は羽田からANA✈️で神戸へ。

神戸に来たので、先日のルミナリエで横を通っただけの、中華街へ。もちろん豚まん食べ比べ。今日のちょっぴり遅い朝食は、豚まん3つ。150円のを2箇所、300円のをひとつ。150円も300円も大きさはそれほど変わらないけど、美味しさが2倍になっているかと言えば… ?でした。
今日の中華街は修学旅行の高校生がいっぱいでした。

そのあとの時間は、神戸の喫茶店。中華街裏(中華街が裏かもしれない)のセンター街で喫茶店を探すと、ちょっぴり目を惹く看板があり、そこへ。
豚まん食べたばかりなのに、元気な野菜がいっぱいのランチ。


ついでにデザートのパフェまでお代わりしちゃってのんびり。


今日の神戸、暖かな横浜から来た私には寒すぎて、外を歩きたくないレベルでした。

三宮から西宮北口へ移動。


兵庫芸術文化センター管弦楽団 2017-18シーズン
第104回定期演奏会
≪ロペス=コボスのレスピーギ≫

15時~
兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール


以下、HPより
『指揮者は、ロペス=コボス氏からマティアス・バーメルト氏に変更となりました。

若き日からレスピーギ作品に魅了されてきたというスペイン生まれのロペス=コボスが、色彩豊かなオーケストレーションを持つ名作で、ベテランの手腕を振るいます。サン=サーンスのチェロ協奏曲では、かつて弾き振りによるPACとの協奏曲共演が好評を博した名手ピオヴァノが定期初登場。』
との告知と紹介がありました。
PAC(芸文オケ)は1月定期に続いて今年2度目。

指揮:マティアス・バーメルト
チェロ:ルイジ・ピオヴァノ
管弦楽:兵庫芸術文化センター管弦楽団

滋味あふれるハイドンの交響曲のCDを録音していたロペス=コボスさんだったので、期待をしていたのですが、来日不能の案内のあと、すぐに訃報がつづき、本当に残念。
代わりの指揮者がなんと、バーメルトさんとは 驚き!私にしてみれば、CHANDOSレーベルから出ている『モーツァルトと同時代の作曲家の交響曲』シリーズで お馴染みだったから。
でも、チラシを作り直すことなく、今日はロペス=コボスさんの名前のままのポスターが貼られていました。


今日は3階正面の1列目で聴きました。1列目は4階の張りだしが頭の上に無いので、音の環境は文句なしでした。

今日のコンマスは、豊嶋さん。

最初の曲は
🎵マスネ:組曲 第4番「絵のような風景」
CDで聴いたことはあるものの、記憶は消えている。
4つの曲からなる作品。
最初の『行進曲』の穏やかな優しい響きは、まるでオペラの一節(オケの伴奏)を聴いているみたい。
とっても温かみのある音楽が素敵でした。

続いて 久しぶりに聴く
🎵サン=サーンス:チェロ協奏曲 第1番 イ短調 作品33
温かみを感じる音楽が聴けました。冒頭からソロにそっと寄り添うかのような、ソロのバックで邪魔をしない音作り。
ピオヴァノさんのチェロは、端正でとってもキッチリとした印象。速い楽章での安定感ある音楽づくり。ゆっくりな楽章でもテンポを崩したり、大きすぎる抑揚をつけたりせず、等身大の音楽表現を試みている姿勢が、私好みでした。
強烈なインパクトはないものの、暖色系の ほっこりできる音楽が良かったです。

ソリストアンコールは
🎵山田耕筰(ロベルト クランチ編曲):赤とんぼ
ヴィオラのトップの席について弾いたので、何かあるな…と思ったら、序奏のあとに、チェロパートが伴奏を弾きはじめました。情緒たっぷりの赤とんぼを3節、うち2節目はチェロの合奏に赤とんぼの旋律が割り当てられましたが、それを弾いたのは、チェロプルトの最後方の2人という粋なもの。オケとの呼吸もバッチリのアンコールがとても良かったです。

休憩のあとは
🎵レスピーギ:交響詩「ローマの噴水」
やっぱりこの作品では、打楽器のきらびやかな音色が聴きどころ。いつも前よりで聴く私にとっては、打楽器奏者の活躍が「見れる」この席は、楽しいことこの上ない。今回はチェレスタの音色に耳が釘付けにされちゃいました。
最後の『黄昏のメディチ家の噴水』の最後、夜の静けさの中を描いたところの美しさは絶品でした。

最後の作品は
🎵レスピーギ:交響詩「ローマの祭」
『チルチェンセス』のトランペット3本のソロを舞台上手上方 3階サイドに置きました。私の席に向かって吹くような位置だったので、めちゃ効果的。派手にしっかり決まりました。
一番印象に残ったのは『十月祭』の最後のところの弦楽器の清楚な音。ビブラートを掛けない 真っ直ぐな音がとても綺麗。

バーメルトさんの実直な音楽作り。個性的な演奏を求めるイマ風の視点で見ると、もしかすると詰まらないととられるかも。でも、このような演奏こそ大切にしなくてはいけないのかもしれませんね。

アンコールで
🎵モーツァルト:カッサシオン ト長調~アンダンテ
ビブラートを掛けない、曲全体がpで通される楽章。一見、飽きそうな曲(演奏)でしたが、私にとってみれば、この楽章を大きな弦楽合奏で 緻密に演奏させた手腕に驚きでした。
モーツァルト時代の交響曲シリーズを録音しただけはありますね。札幌でぜひ、もう一度、聴きたいと思いました。

終演後はなんと2人のサイン会!
プログラムと、バーメルトさんには持参したミスリヴェチェクのCDに、サインをもらっちゃいました。


このあと夜にもうひとつ音楽会ですが、そちらのレポートは別にします😃