今日は日本晴れ☀
お出掛け日和。朝食のあと、京急~京急バスを乗り継いで
神奈川県近代美術館 葉山
『砂澤ビッキ展~木魂を彫る』
に行きました。
砂澤ビッキさんといえば、私が学生か卒業した後の頃、ヒッチハイクの旅の途中で筬島のアトリエに寄ったことがありました。その時にいろいろ見学をさせていただいた印象から、それから私の中では身近で温かな芸術家となりました。でもその時の具体的な記憶がほとんど無いんですよね…。彫刻にさほど興味が無かったからなんですけど、今 思えば大後悔です。
でも、子どもができたら「子どものために何か1つ彫ってください…」とお願いに行こうと決めていたほど。
今回の特別展、北海道外では初めてだとか!
展示数は少なかったものの、代表作が来ていました。またスケッチも多く、その思いを感じることができたのも良かったです。ただ1200円はちょっと高いんじゃないの…
展示会場に入ると、先ずは
近代美術館所蔵の
『コレクション展~躍動する個性ー大正の新しさ』
が迎えてくれました。
50作品を超える展示。大正期の日本絵画ということ。私の趣味に合う作品は少なかったものの、
岸田劉生『童女図(麗子立像)』
和立知男『眼鏡をかけた自画像』
などは抜群のオーラを放っていました。
また
関根正二『少年』
は、20歳で亡くなったという画家ですが、19歳で描かれたこの作品の色使いなどは、驚嘆もの。
「好きではない!」と言いながらも十分楽しめました。
そしてお隣で開催されている
『砂澤ビッキ展』へ
堂々と迎えてくれたのが、2mを超える
『神の舌』
ダイナミックな力強さに打ちのめされます。
また小型の作品では
『午前三時の玩具』
もいくつか出品されていて、ビッキさんの木に対する真摯な姿勢と、子どもが喜びそうなわかりやすい作品を作ろうとする、温かな気持ちを感じることができました。
そして窓から海が見える展示場で
『風に聴く』
これは本当は野外で、風を受ける音をも感じる作品なだけに、室内展示は残念。 でも私の一番好きな作品が観れて満足でした。
最後に
札幌芸術の森美術館で観た
『四つの風』の写真展示もありました。
完成当時の4本の姿と、4年前 3本が倒壊した姿のもの。私は観たのは3年前なので その倒壊した姿。
そしてビッキさんの作品についての短い映画を観て終了。
隣の休憩室には ビッキさんの樹華のレプリカが(これは入口にも)展示されていました。
帰りに図録を2000円だったけど、資料が豊富だったので、購入。
美術館の外を散歩。海岸にはたくさんの家族連れがテントを張っていたり、海には多くのヨットが風に揺れているのが見えました。
そのあとは、バスと京急で日ノ出町へ。
ゆっくり歩いて 県立音楽堂まで。素敵なプログラムの神奈川フィルハーモニー管弦楽団のコンサートへ。
こちらの詳細は、次の日記にしますね。