今年のお正月はいわき湯本温泉で迎えました。昨夜はNHKのEテレを夕方から年明けまで楽しみました。特に音楽から美術の番組の間となる時間帯、2355のユルーイ放送は爆笑。新年のツキを占うくじ引き？は、大吉、小吉を飛ばして『餅吉』って何よ？
笑顔で新年を迎えることができました。
テレビで睡眠不足気味の朝。今年の初温泉は、湯本温泉となりました。
喫茶店のモーニング程度の無料朝食をいただいて、湯本駅に。
ホームの駅名票が地元の高校生の手作り。知っていれば早めにホームに入って１つ１つ見てきたのに…
今日も18切符の旅。
９時の電車で常磐線を北上。
いわきで６両編成の竜田行きに乗り換え。各車両に『鉄』が８人程度乗っている（ボックス席が埋まってる）。
昨年の元日にも訪問、その時はこの駅の近くの温泉を初温泉として訪問、したので２年連続ですが、今日は温泉ではなく代行バス。いわきでの予想が適中。代行バスはちょうど満員。改札口に合わせて乗り、すぐに移動をして正解でした。
昨年と同じバス、車掌さんが同じ方、でしたが、ちょっぴりその時と様相が違う。まず スクリーンを出していない～つまり現在地と線量の表示～、それと車での写真とビデオの撮影禁止。
やはり興味本意で被災者の気持ちを考えられない『鉄』の状況を見てのことでしょうね。
１時間15分かけて帰宅困難区域の国道６号線を通る代行バスに乗りました。
今日は明るい時間帯だったので、震災から時が止まったままの商店などをしっかり見ることもできました。
国道沿いの線量表示、今日は3.0…マイクロシーベルト/時 が大熊町で見られました。
まだまだこれから…
バスの『鉄』は最初はキョロキョロしていたものの、無人地帯ありでは皆さん睡眠。降りたあとの会話で「あんまり壊れてないよね」「思ったより平気じゃん」みたいなのが聞こえ、本当に残念。本当に鉄道しか見ていない『鉄』のアホさにイラッときました。
そしてこのあとが私の目的、12月10日に開通した常磐線の付け替えた新線部分、駒ヶ嶺～浜吉田間に乗ること。
これにより、仙台から原ノ町（小高）間が繋がりました。津波の被害の大きかった区間を内陸に移動し、高架にするという措置をしたのです。
駒ヶ嶺～浜吉田間、新地、坂元、山下の３駅が山側に移転、うち、新地と坂元は元の駅の場所は跡形もなく整地され、その付近の住宅も無し。
↑新坂元駅から海方面、旧坂元駅方面
そして新しい駅のそばが役所や移転してきた集落ができはじめるなど、新しい町づくりが着々。山下駅もまわりに集落が作られてきましたが、津波被害に遭った旧駅付近も 建物が壊れるまでもないので、その集落も健在。駅の移転で本来の集落の方は不便になってしまった様。
真新しい線路と駅。新たに作るのだから複線（仕様）にすればいいと思ったのですが、単線でした。輸送力の増加を見込んでいない様なのが ちょっぴり残念でした（ちょうど福島県と宮城県の境ですからね）。
このあと、仙台で じゃじゃ麺を食べて…と思ったのですが、今日は元日。開いているかわからないので電話をすれば、やっぱりのお休み。
仙台に行くべきか…
実は、明日の朝、山形のS-PALの初売りで『山響福袋』なるものが出るので 悩んでいたのですが、指揮者とのランチの特典を仙台のお友だちに打診したら「行きたくない」と断られたこともあり、それならばホテル代と18切符代と 寒い中買えるかわからずに並ぶことを考えたら、家でおせちを食べながら箱根駅伝観てたほうがいいかな、っていう結論は 今朝 出発前に。
それで、じゃじゃ麺がお休みだったので、東北本線との接続駅、岩沼で東北本線の上りに乗り換え。あとは帰宅。横浜を目指しました。
冬の東北らしく、宮城県に入った坂元駅近くの川や、東北本線の東白石駅前の阿武隈川には白鳥がたくさん見られました。
また 藪がスッキリしたためか、今日は列車から雉を多く見かけました。
岩沼からは東北本線。福島で乗り換えて郡山行きに。
途中、智恵子の生家の最寄り駅、趣のある木造駅舎の安達駅が いつの間にか無機質な新しい駅舎に変わっていて残念。
郡山からは昨日の６両とは逆に２両で黒磯まで。超混雑の（３つドアの）通勤型701系。
黒磯、宇都宮で乗り換え。宇都宮といえば…
『餃子』と『レモン牛乳』
駅前の食堂で『12種類の餃子定食』
明日の箱根駅伝を観ながらの飲み物として『レモン牛乳』を買って、あとはゆっくり東北本線から東海道本線への直通電車で帰ります。
元日早々、鉄の１日。アバウトな動きをしましたが、東北本線でじっくり本を読むこともできました。
今年もよろしくお願いします🙇