公共ホールの宣伝下手には困ります。
かなっくクラシック音楽部
~チェコ少年合唱団 ボニ・プエリ クリスマスコンサート~
19時~
かなっくホール(横浜市神奈川区民文化センター)
チェコ少年合唱団ボニ・プエリ
指揮:パヴェル・ホラーク
ピアノ:イトカ・フラニュコーヴァー
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240618/12/repun-berg/45/54/j/o0810108015452996718.jpg?caw=800)
『中世教会伝統の合唱形態を受け継ぎ、チェコ国内で今、最も活躍が期待される合唱団、ボニ・プエリが3年ぶりに来日!チェコの天使たちよりモーツァルトと心温まる楽しいクリスマスの世界をお届けします!』
この団体、前回、西宮で聴いたのち、クリスマス音楽としては、私が5指に入るお気に入りで、かつ、日本ではレアものの、リバの「クリスマスミサ」のCDを発売。その素敵な演奏でさらにファンとなったわけ!
当日予約でなんと(300席のホールで)前から6列目のど真ん中で聴くことができました。7~8割の入り。
《第一部》 Dear Mozart ~モーツァルトの愛したプラハ~
W.A.モーツァルト
🎵きらきら星変奏曲
ピアノソロのあと、舞台後方から合唱が聴こえてくる趣向。
🎵モーツァルトの子守唄
前半がチェコ語、後半ドイツ語。チェコ語がとっても可愛い。
🎵アイネ・クライネ・ナハトムジーク~第1楽章
ダバダバダー…って、第1楽章を忠実に歌っちゃいました。
🎵トルコ行進曲(ピアノソロ)
日本の人は こっちこそ、ダバダバダー…ですね。
ここからは宗教曲。
🎵「戴冠ミサ」~クレド
🎵アヴェ・ヴェルム・コルプス
🎵「レクイエム」~永遠の光
歌い慣れているせいか、とっても安定していました。
🎵「ご恩は決して忘れません」~『後宮からの誘拐』第3幕より
オペラの終曲の場面。歌いやすいため、声の伸びもしっかり。
《第二部》 チェコ、モラビア、スロヴァキアの民謡と踊り
🎵スメタナ:大いに楽しもうではないか(オペラ「売られた花嫁」より)
🎵モラヴィア民謡:静かなるモラヴィアの彼方へ
🎵チェコ民謡:マーティンの家へ連れて帰ろう
🎵チェコ民謡:ビア樽ポルカ
🎵モラヴィア民謡:おお牧場はみどり
2節目が日本語歌唱でした!
🎵スロヴァキア民謡:回れ回れ
🎵チェコ民謡:鐘の音
🎵スロヴァキア民謡:踊れそして回れ
🎵O.イェレミアーシ編曲:チェコとモラビアの民謡メドレー
4曲のメドレーのうち、3曲目は私の記憶に残っていた素敵な曲。リバの作品だったような…
民族衣装を着用しての歌と踊りは、とても楽しい時間でした。チェコ語はもちろんわかりませんが、温かみのある独特の発音もあり、とても親しみのわく曲ばかりでした。
チェコスロヴァキアの民謡は20代の頃、たくさんLPやCDを買い漁ったものです。その時に耳にした作品もありました~なにしろタイトルがチェコ語ですから 今度は探そうにも無理でしょうが…
懐かしさもあり、もっともっと聴きたかった第2部でした。
《第三部》 映画音楽と世界のクリスマス・ソング
🎵ハリウッド映画音楽メドレー
「2001年 宇宙の旅」
「タイタニック」
「ミッションインポッシブル」
「ピンクパンサー」
「007スカイフォール」
「ミッション」
「スターウォーズ」
照明も大胆に使った演出も効果的でした。
世界の歌から
🎵フランスのキャロル:あら野のはてに
🎵菅野よう子:花は咲く
🎵ロペス:Let it go
🎵バーリン:ホワイト・クリスマス
🎵バーナード:ウィンター・ワンダーランド
🎵スペインのキャロル:ベツレヘムの鐘
🎵グル―バー:きよしこの夜
クリスマスの音楽の中に「花は咲く」がはいっているのは、なぜ?と突っ込みは無し。この中に入ると しっくりと落ち着きました。
私の拘りの「きよしこの夜」はもちろん流布版。第1節をドイツ語~英語で歌いました。チェコ語をちょっぴりきたいしたのですが… そしてもちろん、音楽会なので、最後の『アーメン』は無しでした。
アンコールは
♪ジングルベル
♪聖なる名を讃えよ
因みに2曲目の「聖なる…」は、「グリーングリーン」の原曲では?と思われる作品でした。
このような小さなホールで聴く 少年合唱は、声を必要以上に張り上げる必要もないのが良かった。また 演技の素人っぽさや、動きのバラバラさは、集団行動を学校で徹底されている日本の目からすると 緩すぎでしたが、それはそれでなかなか楽しめました。
お見送りはとってもかわいい2人が来てくれました。写真を撮る黒山の人だかりになったことは言うまでもない!
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20161203/04/repun-berg/6e/12/j/o0360048013812398673.jpg?caw=800)
指揮者のホラークさんが来てくれたらCDにサインをもらいたかったのですが、残念。
今日は電車で行く家から最も近い音楽ホールで、素敵な少年合唱が楽しめました。