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今日は午後から上野。都営の1日乗車券を使い 上野御徒町駅から 上野公園を散歩しながら…
日本テレマン協会 第234回 定期演奏会
高田泰治チェンバロ・リサイタル
音の系譜 ―――初期バロックからバッハへの道程
15時~
東京文化会館 小ホール
チェンバロ:高田泰治
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『ドイツ・ローカリズムが育む「総合力」の魅力
高田泰治がドイツで「醸造」している音楽は、一言で言えばローカリズム。その地域の聴衆とともに、一定のテーマを深め、楽しみ、そして共有している。今回のテーマも、そこで彼が深めつつある地域的な音楽世界からの発想。初期バロックからバッハのフランス風序曲へと紡がれてゆく…音の結晶の道程を、 高田独特のアプローチとともに綴る。高田の個性と、その背景にある「ローカリズム」
彼を育んでいる聴衆の顔と息吹を感じる「総合力」は、合理的な都心ではなかなか出会えない人の匂いがする芸術では。喜び、楽しみとともに、日本の文化の現状に対する警鐘とも言える刺激に満ちたひとときを。』
と、ある。
今日はチェンバロの公演。ミートケモデルのジャーマンチェンバロを選択しての演奏になりました。
最初の曲は
🎵J.J.フローベルガー:トッカータ イ短調 FbW.615
途中にかわいいフーガが入る作品。
拍手をもらわずに連続して
🎵J.J.フローベルガー:組曲 イ短調「ロンドンで憂鬱を晴らすために作曲された嘆きの歌」FbW.630
この作品は4楽章形式。
高田さんは5楽章形式の様にまとめました。
この時代は、聴きどころを掴むのが難しい。みんな同じに聴こえてしまう😅
高田さんが一旦下がってから
🎵L.クープラン:プレリュード イ短調「フローベルガー氏を模して」
フローベルガーの組曲を参考にしたとのこと。同じにしか聴こえない耳には、そのあたりの理解はイマイチ…
ここも連続して
🎵L.クープラン:組曲 イ短調
この作品は5楽章形式。クープランではあるものの、今まで親しんできた 題名つきの『ポルトレ』ではないと、またまた同じに聴こえる攻撃。なんでこうまでイ短調を続けるのか… とも。
柔らかなチェンバロの響きを存分に楽しめました!って、それしか言えない前半でした。
休憩のあと
🎵J.S.バッハ:フランス風序曲 ロ短調 BWV831
この曲は初めて聴きましたが、わかりました。10年前までは バッハもバッハ以前の音楽も区別がつかなかったのですから、これは著しい進歩でしょう。
8つの楽章からなる作品。高田さんは2段鍵盤を巧みに使い分け(ストップの選択も効果的に)色彩豊かに描き分けました。特に印象に残ったところは、3部形式からなるガボット、パスピエ、ブーレの3つの楽章。パスピエの中間部の繊細な音色は特に美しかったです。
唯一、ダカーポ時に最初とほとんど同じであったところが、残念。バッハで装飾ってタブーなのでしょうか?
終演後 サイン会に、CDはすべてサイン済みなので手ぶらで、並んで ご挨拶。
今日はお友だち2名がご一緒でした。
今日は日が暮れると やっぱり涼しい。ここまで涼しいと 北東北の冷害が心配になってきます。
『サムサノナツ』にならないことを祈ります
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