『生誕220年 歌川広重の旅』展:美術館「えき」KYOTO | 北十字の旅と音楽会記録が中心の日記

北十字の旅と音楽会記録が中心の日記

旅と鉄道と温泉が大好き。
そして、クラシック音楽も好きなもんだから、音楽会を理由に、日本国内を旅しています。
音楽と旅を中心に、日記を書いていきます!

天気予報は荒天!
羽田に行けば 宮崎、高知、高松は悪天で折り返すかもしれませんとアナウンス。
いつものように、傘など持ってない。
房総半島の上の青空からの日の出を見ながら離陸。いつもの6:30のJALで伊丹へ✈

三浦半島の西には雲が出てしまい、その後は雲の上の飛行になりました。

伊丹から京都へ移動。

京都駅でお友達と待ち合わせ。京都冬の旅の特別公開に行く予定でしたが、危惧した通り雨となってしまったため、天気に影響を受けない内容に予定を変更。昨日から始まった展覧会に🎨

美術館「えき」KYOTO

生誕220年 歌川広重の旅
~平木コレクション 保永堂版初摺でたどる東海道五十三次~



HPにある展覧会概要は
『数多くの浮世絵師の中でも極めてなじみ深い絵師が歌川広重といえるでしょう。天保4年(1833)から保永堂版「東海道五十三次」が刊行されると、広重は一躍風景画家としての名を馳せることになりました。東海道には、風光明媚は名所がたくさんあり、保永堂版「東海道五十三次」を見た当時の人々は、居ながらにして旅を経験することができたのでしょう。本展は、貴重な保永堂版「東海道五十三次」初摺の作品を一堂に展覧いたします。
 
保永堂版「東海道五十三次」
広重の代表作として多くの人に親しまれました。版元の保永堂とは、今でいう出版社のようなものです。この作品は何度も増刷が重ねられた結果、摺りの状態の異なるもの、摩滅するまで版木を使って、新たに版木を彫り直したものがあるほど、その人気ぶりはすさまじいものでした。
 
ここに注目!
初摺の作品は、絵師の制作意欲を反映し、淡く軽やかな色彩で、見るものに爽やかな趣を感じさせます。初期の広重作品には、墨の濃淡を多用した淡い色彩を多く用いているため、広重作品の本質を知るためには、初摺の作品を知ることが重要です。また本展では、一部初摺と後摺の作品を並べて展示しますので、その違いを比べて見ることもできます。 』

東海道の宿場町、歴史的町並み歩きが好きな私には、願ってもない企画。53の宿場町と日本橋と京都の55の図版が見られる!

展示に驚きの連続。
初摺に対して、後摺や変わり図、それとは異なるアングルでの狂歌入りの版画の展示まで!
スッゴい勉強になりました。
私の好きな(有名な)「箱根」「原」「蒲原」「由井」「日坂」「四日市」「庄野」
普通なら『これいいなぁ』で終わってしまう観賞になるのですが、今回は展示の横に 簡単な それでいて詳細な観賞の手引きが書かれていて、めちゃ参考かつ 深く観ることができました。
特に初摺と後摺との違いは、まるで違いを探すクイズみたいな楽しさもありました。

展覧会に入ってから出るまで2時間ちょい。これって新幹線で東京から京都に来るのと変わらない時間。『のぞみ』のスピードで観てきた感じです。

展覧会から外に出ると なんと「五十三次」の和服の展示が!浴衣はちょっぴりリーズナブル。そして人が兎に変わっている帯は可愛いの極みで、思わす写真撮っちゃいました!









遅くなったお昼は、伊勢丹は予算オーバーで、地下のポルタに行けば激混み。そこで京都タワーの下に行けば、待たずに入れて、鰊そばときぬがさ丼のセットで880円、とリーズナブル。正解。関西のお蕎麦はちょっぴり苦手ですが、ニシンが入ると別格になりますね。



お腹を大満足させたので、ロームシアター京都近くまでバス移動🚍


待ちに待った『小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクトXIV』 観てきます😍


レポートは しっかり書きたいので、別にしますね。