佐藤久成と仲間たち トリオ・コンサート~偉大な芸術家の思い出に~ | 北十字の旅と音楽会記録が中心の日記

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朝 起きると 雨☔
涼しくなるかな~と期待。お昼前には雨が止むものの ちょっぴり動けば 暑い暑い。

今日はお友達と御茶ノ水のCD屋さんで待ち合わせて、神保町のカレーの昼食ののち、上野へ。

東京文化会館小ホールで
14時~

佐藤久成と仲間たち トリオ・コンサート
~偉大な芸術家の思い出に~

佐藤久成(ヴァイオリン)
ドミトリー・フェイギン(チェロ)
川島 基(ピアノ)


自由席の今日は 舞台も一番高く、チェロも台に乗っての演奏なので、1段高くなる11列目の中央で聴きました。

まず最初の曲は
🎵メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 op.49
この曲はこの数年、フォルテピアノの演奏会で何度か聴いている曲。
第1楽章から ヴァイオリンとチェロが どちらが主役か?と競い会うような演奏。ちなみにピアノはそれにくらべ バックでおとなしい感じ。
今までは 精緻なアンサンブルを耳にしていたので、ちょっぴり違う曲じゃないのか?みたい。それにしてもここまで緊張感あふれるメンデルスゾーンは滅多に聴けないのでは…

次は
🎵スメタナ:ピアノ三重奏曲 ト短調 op.15
これは初めて聴く曲。
冒頭から強烈な熱さで攻めてくる。
ヴァイオリンとチェロの丁々発止。それにピアノがガンガンと口出ししてくる。
熱い熱い。そして愉しい楽しい。
終楽章では パウゼを強烈に生かした これでもかという緊張感と演奏者の達成感が伝わってくる、初めて聴いてもわかる個性あふれる演奏でした。
曲はわかりやすい 素敵な曲でした。

休憩の後は
🎵チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲 イ短調 op.50「偉大な芸術家の思い出」
この有名な曲も、どこかで聴いたことがあるのでは?と思っていましたが、実際 耳にしてみれば まったく記憶にない曲。CDももちろん持ってないので、今日 初めて聴いたようです。
第2楽章の変奏曲は第1変奏から 音が詰まった密度の濃い演奏が続きました。みんなこんな演奏なのかな?
演奏後、拍手までの異様な緊張感漂う長い静寂が 今日の演奏の特異性を物語っていました。事前の予習なしに行ったため、充実度8割減って感じの 比較して聴くべき演奏会でした。

演奏会後は サイン会。
事前に準備したCDと 宇和島で撮った写真にサインをいただきました!