フェスタサマーミューザ オルガン&ピアノ、鍵盤スペシャル | 北十字の旅と音楽会記録が中心の日記

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旅と鉄道と温泉が大好き。
そして、クラシック音楽も好きなもんだから、音楽会を理由に、日本国内を旅しています。
音楽と旅を中心に、日記を書いていきます!

今日はお昼の東京シティフィルに続いて 夕食を食べたあと
同じく フェスタサマーミューザ󾔗
『クラシック・ピアニストがオルガンに出会ったら?!前代未聞のコラボレーション!』
というコンサートにまたまた行ってきました。

こちらは
19時~
ピアノ:小川典子
パイプオルガン:松居直美、近藤 岳

まずは3人で
♪バッハのトッカータとフーガの前半を
パイプオルガン、ポシティフオルガン、ピアノを分奏してスタート

前半は
まず松居さんのオルガンで
󾠓作者不詳:エスタンピー(ポシティフ)
最古のオルガン曲だそう。14世紀の作品。
󾠓バッハ:前奏曲とフーガ ハ長調(パイプ)
初期の作品でも、適切なストップを用いることで 壮大な曲になります。
󾠓E.バッハ:オルガンソナタ ヘ長調~第1楽章(パイプ)
それに比べると古典派の曲は ストップを駆使して…はキツいですね。でも 私好みはこっち。全楽章聴きたかった󾍁
続いて小川さんのピアノで
󾠓ハイドン:ピアノソナタ52番 変ホ長調~第1楽章
明快で健康的なハイドン。左手が重くならないのがいい。やっぱり全楽章聴きたかった!
󾠓ショパン:バラード1番 ト短調
壮大な響きを大きなホールいっぱいに響かせました。

後半はまず小川さんがオルガンに挑戦󾮖
󾠓ドビュッシー:沈める寺(パイプオルガン演奏)
冒頭、ちょっぴりリズムが不安定気味に感じたのですが、以降はただただ 壮大なドビュッシーに浸れました。小川さん、もちろん 足鍵盤も駆使しての演奏でした。

次は月に関係する曲ということで
󾠓ブクステフーデ:パッサカリア ニ短調(松居、パイプ)
4つね部分が月の満ち欠けに対応するとのこと。
そう思って聴くと、くるくるまわるフレーズが そんなようにも聴こえてくる󾀔
󾠓ドビュッシー:月の光(小川、ピアノ)
透明感溢れる綺麗な演奏󾀔本当に素敵󾭠
󾠓ヴィエルヌ:月の光(近藤、パイプ)
ストップを駆使した音色の妙が魅力。ちょっぴり元気な男らしい月になっていたのは、ちょっぴりユニークだったかも󾀔
最後は小川さんと近藤さんで
󾠓菅野由弘:「空の迷宮」ピアノと
パイプオルガンのための(日本初演)
2011年のミューザで初演の予定が、天井崩落の影響で 今日になったとのこと。
急緩急の形式で、ピアノとオルガンが対等にわたりあう作品。私は2階正面で聴いたのですが、ピアノはやっぱりオルガンに消され気味になってしまう傾向。ピアノはスパイスみたいになっていたのって、それで良かったのかな󾬅

今日は丸1日、ミューザ川崎で楽しめました󾍘