着床の窓を検査するとか合わせるとか、胚の育ちとの関係とか、いろいろ言うけれど。

 

先日外来で、これから凍結融解移植をする患者さんと今までの治療経過からして胚の育ちを考慮して窓はどうしようかみたいな話になって、融解後の胚のグレードの推移どうなんでしょうとなった時に、「融解後の胚のグレードは1進む」とか一応いうけど、そうならないことなんていくらでもあるしなー、窓どうしようって話していた時に、筆者がフォローのつもりで苦し紛れに突然、「窓全開でいきましょう♡」みたいなこと言ったら大笑いしてくれて、窓全開、いい言葉だなと。

 

もう、この際、チマチマ窓開けしないで、全開で全部くっついてくれと。窓の検査なんてケチくさいこと言わないで、窓全開にする薬を開発できたら凄いだろうなあ、なんてその後も妄想は止まりませんでした。

 

 

着床の窓については、2013年にスペインのグループが提唱した検査で、まもなく10年になろうとしています。当時は衝撃をもって業界に迎え入れられたこの窓の検査ですが、今後研究が進み、さらに精度が高い検査へと進化することを願ってやみません。その前に筆者が窓を全開にする薬を開発しているかも知れませんが(まだ言ってる)。なお、上記の当該患者さんとは、その後ちゃんと相談して方針を決めました。

 

 

着床の窓については過去ログをご参照ください。