2536:6丁目38番地とのお別れ | 名古屋で精進する社長の独り言

2536:6丁目38番地とのお別れ

 
15年以上使用してきた事務所。
先日業者さんに頼んで奥の部屋や二階にあったものをすべて撤去してもらいました。
その後、自分たちで捨てられるものはどんどん捨て、コピー機を運び、いつも使っているPCも運び、ついにカラッポになりました。




この事務所を借りて以来、ここにいることが「日常」だったので、ものがすべて無くなりガランとした事務所を見ているとすごく不思議な感じです。
まだ借りる前の、新聞販売店だった時の姿を思い出したりもして。


ここでもたくさんの想い出が出来ました。
みんなでナベを囲んですき焼きをやったこともありましたね。
残念ながらたった一度しか出来ませんでしたけど…。




毎月の会議やフィロソフィ勉強会、就職希望者の会社説明会、面接、研修、そして年に一度の経営計画発表会、その際にはスクリーンで映画も見ましたし、講師を招いての講演会というのも一度やりました。


時には徹夜に近いぐらいの時間まで打合せをしたり、個人的には外で飲んで帰ってきて、酔った頭で真夜中に集計をやったあと、会議用の机の上にゴロンと寝ころんでそのまま朝まで寝てしまったり…。
元日から大晦日まで、この事務所に来ない日は一日もありませんでした。




ここでみんなで笑ったり、会議の時などには怒ったり、時には涙したり、和気藹々とした時間を楽しんだり、喜怒哀楽のすべてが詰まっていたこの事務所、ここを引き払うというのは実に寂しいものです。


でも、何かを始める時には何かを捨てなくてはなりません。
コップの中の古い水を捨てなければ、新しい水は入れられません。
10数年前に出会ったこの事務所とも、いよいよお別れの時が来たと言うことです。




すべての部屋に掃除機を掛け、汚れたところは雑巾掛けをし、一時は素手洗いにこだわっていたトイレも最後にもう一度キレイに掃除をして、何となく後ろ髪を引かれるような思いを抱きながら、最後には深々と頭を下げてこの事務所を出ました。


賃貸契約は明日までですが、今日中に大家さんにカギを返してこようと思います。
次はまた誰かが借りるのか、それともこのままなのか壊されてしまうのか、それは私には分かりません。
古い建物ではありましたが、でも、いい建物でした。


今まで本当にお世話になりました。
今まで、私たちを支えてくれて本当にありがとうございました。


ここで過ごした多くの時間のこと、この先もずっとずっと忘れずにいたいと思っています。


ありがとう。









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