1896：自由には責任が伴う

　
最近、Twitterなどでよく聞く言葉に
『自由には責任が伴う』
というものがあります。
『権利と義務』 とはまた違う言葉。この意味分かりますか？
もともとはフロイトの言葉に由来するそうです。


「ほとんどの人間は実のところ自由を欲しがっていない。
なぜなら自由には責任が伴うからである。
ほとんどの人間は責任を負うことを恐れている。」

Most people do not really want freedom,
because freedom involves responsibility,
and most people are frightened of responsibility


自由には責任が伴う…


たとえば、
「真剣に仕事に取り組むのも自由、取り組まないのも自由」
と考えたとします。
まぁ「権利と義務」に関してはここでは無視します。


で、「取り組まないことも自由だ」とうそぶきながら仕事に向かう。
当然好結果は出ませんよね。
となると、成績が悪いことで起こる結果、それに関してあなた自身が責任を負う、と言うことです。


たとえば叱責を受けたり、課題が与えられたり、みんなから冷たい目で見られたり、
実際にお客様が減ったり、充実感が持てなかったり、
さらに言えば、給料が下がったり、賞与が減ったり、店舗閉鎖になったり、解雇されたり。
それらの責任はすべて自分が導き出したもの。
「やらない自由」を発揮して、得られた結果、受けるべき責任、です。


逆に、「自由だからこそ思いっきり燃えよう」、「言われていなくてもやろう」
そう考えて取り組めば、上記とはまったく違う好結果が得られ、
称賛を受けたり、充実感で一杯になれたり、お客様が増えたり、
そしてその結果、給料が上がったりします。
これらは上記とは逆に「やる自由」を駆使した結果、得られるものです。


分かりますか。


すべてのことには自由がありますが、
その自由を発揮して得られる結果、それはどんな結果が出ようと甘んじて受け入れる。
「そんなもの受け入れたくない」と言ったとしても、
自由を発揮したのなら導き出される結果もまた 自己責任 として引き受ける。
そういうものです。


これに関してある方がブログで書かれていました。


「自由には責任が伴う」というが、何に対しての責任か？


この疑問に対して、
「自由」には「未来の自分への責任」がともなう のだと。


あなたが自由だと思ってそれをやった結果、
未来の自分がどうなろうとも、それはあなたの責任。
あなたがそれを選んでそれをやって来たのだから、将来の結果もまたあなたが選んだもの。
その責任を取るのもまた、あなた自身。と言うことです。


ま、「路頭に迷う」のもまたあなたの自由です。
その生活がイヤだとしても、それを選んだあなたが受けるべき責任です。


日本には自由があります。
職業選択の自由だったり、信仰の自由だったり。
でもそこであなたが何を選ぶのかで、あなたの将来の責任が決まる。


ただ目の前のことだけにとらわれず、目の前のことだけを追い掛けず、
長い自分の人生、先を見据えた上での「今」を模索していきたいですね。

私がこれを食べることもまた「自由」。
しかしこれを食べることによって唇が腫れ上がろうが、お腹を壊そうが、後悔しようが、
それはその「自由」を発揮した私が受けるべき「責任」です。


でもこれ、実際にはメッチャメチャおいしかったんだけどね！(^.^)b






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