調光レンズと偏光レンズ
今回はレンズの話など。
これからの時期、紫外線量も増え、サングラスは必需品です。
屋外に出るとレンズの色が濃くなり、室内に入るとレンズの色が戻る、
そんなサングラスも最近は人気が高いです。
ただこれに関して少々注意を。
屋外に出ると色が変わるタイプのものは「調光(ちょうこう)レンズ」と言います。
色が変わるから、「変色(ヘンショク)レンズ」とおっしゃる方もいますし、
中には「ヘンコウ」とおっしゃる方もおられます。
色が変わることから、おそらく「変光」と勘違いされるのだと思います。
でも、ここがややこしいところ。 (^.^)b
最近はよく知られるようになってきましたが、
実は「ヘンコウ」レンズってちゃんとあり、それは色は変わらないんです。
漢字で書くと「偏光レンズ」。
偏光レンズとは、見た目は1枚のレンズなんですが、
実は表と裏で2枚のレンズが張り合わされており、
その中には「偏光フィルム」がはさみこまれています。
偏光フィルムとは、言ってしまえば、
窓のブラインドのように一方向だけの光を通すようになっていますので、
川や海やスキー場のゲレンデのような、光が乱反射を起こす場所でも、
一定方向以外の光をさえぎってくれます。
例えばそう… 窓のブラインドで考えてみましょう。
もしも誰かが外からお皿を窓に向かって投げたとき、(←どんな状況?)
ブラインドって横に開いていますから、
横向き(地面と水平)に飛んできたお皿は窓から入りますよね。
でも、タテ向き(地面と垂直)に飛んできたお皿はブラインドにジャマされて
窓の中に入ることが出来ません。
これと同じ役割をしているのが偏光フィルムです。
で、その偏光フィルムを挟み込んだ偏光レンズは
照り返しのあるギラギラした場面で使うと、
一方向以外の光がカットされるのでスッキリと見やすい、と言うわけです。
屋外だと色の濃さが変わるレンズ → 調光レンズ(ちょうこうれんず)
照り返しのギラギラを抑えるレンズ → 偏光レンズ(へんこうれんず)
さぁ!このマメ知識を友達に披露しに行きましょう! o(゜∇゜*o)(o*゜∇゜)o~♪
※本日の、名古屋で精進する社長の独り言(社長ブログ) → 【いつもの健康診断】