9月25日。
鋸南町を訪れると、ブルーシートをかぶせていないお宅を探す方が難しいほどで、被害が一目瞭然でした(個人宅がほとんどなので撮影はしていません)。
当日は、役場でボランティア登録をするのですが、臨時駐車場から役場までの道のりでも、まだあどけない顔の少年・少女のような青年達が道案内をし、依然、自衛隊の方々のほか、電線工事等をする方々が大勢おられ、特に電線工事の車両ナンバーを見ると、遠い他県のナンバー。
総力をあげて、という言葉を実感しました。
当店のした作業は個人宅でのことですので、具体的にどんな場所でどんな事をしたかについては控えますが、2つほど。
作業したお宅の中に、おばあちゃんが一人で一軒家にお住まい、というお宅にお邪魔しました。
帰り際に、泣きながらお礼を言って下さり、おばあちゃん子として育っている筆者には、何とも後ろ髪を引かれる思いでした。
もうひとつ。
訪れる前は、かつて筆者が学生時代にしていた引越しのアルバイトのように、作業が終了したらすぐ次の現場へ、というのを想定していました(なるべく多くお役に立ちたかったので、もちろんそれでOKなのですが)。
ですが作業中、依頼主から話かけられて世間話をしたり、被災当日のことを語ってくれたりと、想定していたよりも遅々とした作業進行でした。
最初は、こちらの疲れを察してくれてのことと思っていたのですが、お話を聞いていて、何か話をされることで、気持ちが少し楽になるから話して下さっているのかな、とも感じました。
そして、安易に「つらいですよね」、「わかります」といった言葉をかけるよりも、うなづきながら話を聞くことの方が、寄り添うことにもなるのかなとも。
引越しのバイトは、お金と労働力を交換することで成り立つわけですが、今回は労働力と…何を交換しているのかを、自分に問わずにはいられませんでした。
つづきます