こんにちは!
テラプランニング戦略可視化事業部Repcoの村上です。
前回はモービル石油のお話でした。
モービル石油は18の事業部門と14の管理部門に権限を委譲するという,大きな組織改革に取り組んだという内容でしたね。
モービル石油の北米マーケティング・アンド・リファイニング(以下,NAM&R)は,1992年と1993年に,1ガロン当たりの利益で業界最下位を記録していたにもかかわらず,なんと,1995年には業界のNo.1になっていました。
BSCを導入したのが1994年のことなので,わずか2年でBSC導入の効果が実現されたことになります。
モービルNAM&Rの戦略マップには,2つの側面がありました。
それは,生産性の側面と,成長性の側面です。
生産性向上の戦略では,1ガロン当たりの精製コスト,販売コスト,輸送コストを20%低下させることを目標としました。
それと同時に,保有資産の有効活用により,年間キャッシュフローを12億ドルも改善させたのです。
この戦略は,以下の要因に基づくものでした。
・品質が4年連続で改善された。
・生産能力の有効活用が,年間1億2500万ドルの産出量の改善に結び付いた。
・作業停止につながる安全上の問題が大幅に減少した。
・環境問題が63%減少した。
また,成長性向上の戦略は,顧客に新たなバリュー・プロポジション(価値の提供)を実施することに焦点を当てました。
そこでモービルが考えたことは,コンビニエンス・ストアが用いているアプローチです。
つまり,迅速かつフレンドリーな顧客サービスの提供を約束するというものでした。
この戦略は,顧客満足度を押し上げ,石油製品以外の商品の売り上げを大きく向上させました。
迅速なサービス提供の推進要因の一つは,「モービル・スピードパス」といわれる,独自決済システムの開発でした。
一瞬で支払いができ,後日クレジットカードから引き落としがされるというシステムは,迅速なサービス提供に大きく貢献しました。
こうして大幅な市場ポジショニングの変更によって,戦略を成功させたモービルNAM&Rは,単に戦略を成し遂げただけでなく,長期にわたってその競争優位を維持することになります。
その変革については,また次回お話をいたします。
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