ただよび!ダイヤモンドオンライン記事に! | 宗慶二オフィシャルブログ~とある現代文講師の日常

宗慶二オフィシャルブログ~とある現代文講師の日常

大学入試予備校
現代文講師

河合塾→東進→登録者35万人YouTube予備校『ただよび』校長→online塾bridge+校長(←いまここ)

鬱屈した日常を、少しだけ斜に視ることで、風を吹かせられたら…
と思います。

受験勉強の箸休めに、どうぞ。



本日、ただよびが『ダイヤモンドオンライン』のNEWS記事になりました!





思い出したくもないことですが、もうかれこれ半年ほど前でしょうか。某TV局のニュース番組で取材いただき、パーマ失敗直後の僕のブサイクな顔面が放送電波に乗って各家庭に流れました。視聴していた方には申し訳ないことをしました。放送事故だと思われたかもしれません。実際僕は番組を観た瞬間気絶しました。もはや報道内容など何も入って来ません。記憶もありません。この事件以来、自我がほぼ崩壊していました。そんなところに来て、今回の取材です。ごく自然な笑顔の写真で記事になってるのを見るとホッとします。しかもあのダイヤモンドオンラインですよ皆さん!超一流のあのビジネス誌ですよ!これこそ復活と再生そのものです!




今まで語られなかった事実関係がこの記事で明らかになっています。破産後のただよび買収額は幾らかだとか、今後どうやってマネタイズする(収益を安定的に確保する)のかだとか、僕が失った投資金額(笑)だとか、赤裸々に書かれています。


意外と知られていないことですが、「教育系」のYouTubeは広告収益だけで事業を継続的に運営するのは非常に困難です。バズれば何とかなると思うならその認識は甘過ぎます。個人的な趣味としてならともかく、まともなビジネスとしてはあり得ない。これが現実です。ところが旧ただよびの経営側はそこを出来ると思い込んで、YouTube予備校を始めたわけです。いやもう少し正確に言うなら、個人チャンネルか、講師の数がほんの数人程度で限定的ならば運営も可能かもしれません。名の売れた力のある先生なら何とかなるでしょと考えているのなら、今すぐ妄想は止めて実際にYouTubeの再生数を検索してみてください。著名かつ実力ある先生が「個人」で運営しているチャンネルの現実が理解できるはずです。仮に上手く行ってるように見える先生がいても、その場合は「授業」ではなく「情報」を発信するチャンネルだったりします。僕もたまに目にしますが、「これからの勉強方法」だとか、「参考書はこう使え」だとか、現代文の学習アドバイスなどでは、驚くべきことに「選択肢をちゃんと見比べろ」だとか。・・・いやそのアドバイス(笑)。テニスや卓球する人に、しっかりラケットを振ってボールに当てれば上手く返球できますよって言ってるのと完全に同じです(笑)。まあまあともかくです。YouTube運営には必ず人的資源が割かれます。編集、サムネイル作成、音声チェック、出演者への報酬、話の内容確認やファクトチェック、照明、黒板、教室維持費、その他・・・驚くほどたくさんの作業があり、経費が嵩み、そのくせさほどのお金にはならない。仮になけなしの収益が月末に入金されても、関わった人間の頭数で割り算すると、一人ひとりに配分される報酬は微々たるものです。それならどこかきちんとした予備校や塾で授業をしている方が、講師としては実入りがいいに決まっています。「旧ただよび」は最末期40〜50人ほど講師がいたとかいなかったとか。驚き呆れるばかりです(そうならざるを得なかった別の理由があったのですが・・・)。そりゃ収益化が不達成であったのも、当然すぎるほど当然で、もしそのままの形で新生ただよびを建て直すことを考えたら、あっという間に全員が無限地獄へ一直線です。




痛みと失敗から立ち上がる。


これは物語論で言う「喪失からの回復」そのものですが、そのために安定した収益を稼ぐ。生き続けるためには呼吸を止めてはいけないのと同じです。その計画すらないまま、再び無料配信という名の潜水を息が止まるまで続けようとなど、するわけがない!



我々はまだまだ上手く泳げずに鼻先だけ水面に出して、アップアップしながらUPするだけの、荒い息継ぎをしています。それでもそのうち水飛沫すら上げず、円滑で流麗な抜き身のクロールをお見せします!どうかどうか応援よろしくお願いします!!!