大福です
日本の義務教育と学習塾の教師の教育スタイルは、
「ルール決めつけと知識の詰め込み」
なので、教育とはそういうものだと勘違いしているお母さん方もたくさんいるのではないかと思います。
教育とは、本来、教えられる者(生徒)の生きる意味の自覚と、生き抜く能力を十全に引き出す行為です。
「ルール決めつけと知識の詰め込み」では、生徒は一定のプログラムでしか作動できないロボットのように扱われるので、本来の教育とは言えません。
生徒は、あらかじめ決められたことを考え、こなすことに慣らされ、
自らの心で意欲し、頭で考え、決断し、リスクをとって行動するような、人間らしい創造性を抑圧されます。
だから、昔から、本当に優秀な生徒は、教師からは反面教師として学ぶ以外は教師に価値を感ぜず、
本当の学びは、むしろ、友人やあるいは学校や塾の外～本やアニメやゲームや習い事やサークル活動、地域活動など～で得ることが多いのです。
私の信念であり、実践の原則でもありますが、
本当の教師というか教育者は、生徒と「対話」をしながら、生徒の多面的な才能を見抜き、それを生徒自ら伸ばすように動機付け、
また、生徒が何に喜びやあるいは憤りを感じるのかを察知し、必要なサポートをします。
例えば、私どもが運営する「自信が湧く塾」では、静かに問題を解かせるのではなく、
問題を解きながら、生徒が何を感じ何を考えているのかを聞き出し、
合理的な感覚や思考は声を大にして称賛し、間違いには、生徒が自ら別の観点に気づくように誘導する言葉をかけます。
そして生徒一人に対して教師は二人が密着して、生徒を詳しく観察しながら、生徒のデリケートな心の動きを見失わないようにしています。
「大勢の中の一人」として、全体管理の駒のようにする教育は、私どもは、教育とは思いません。
教育とは、「あれをするな、これをしろ。とにかく知識を記憶せよ。問題はこのように解け」
と押し付けてすむような、その場しのぎの安易なものでは、役にたちません。
言われたことだけを覚え込むばかりの人間は、ロボットと変わらず、
変化が激しくストレスの大きい世の中に柔軟に対処できずに、
いずれ「役に立たない人間」となって
、挫折していきます。
生徒自らが、自分と周囲と世界に目を向け、考え、必要な知識を求めて組み立てるように、教師は質問し、示唆し、称賛し、寄り添うように「対話を続けながら前進する」役目を最も大事にすべきなのです。
そういう意味では、日本には、本当に教育者が少ないですね。
私どもが、ますます頑張らねばと思います。
頑張れお母さん！(^_^)
大福先生より
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