先週もこちらと
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こちらの診断メーカーを使い
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出たお題に沿って、1日1話140字小説を書いてみました。
……が、
思うところあって、今回にて最後にすることにしました~。
5/29 お題 『箝口令』
「先程見た事を決して口にしてはならない」
王様の侍従に呼ばれ、私は釘を刺された。
「はい」
「百年続いた戦乱を収め、平和と豊かさをもたらした偉大な方の秘密。漏れたりすれば世は再び乱れるだろう」
王様の背中にファスナーが付いていて、しかもちょっと開いていた事を私がお伝えしたのだ。
※着ぐるみとは決して言わないで下さい。王様です。
5/30 お題 『幸福な朝』
予定がない日の朝は、新たな出会いに期待が膨らみ幸せな気分になる。
それは人なのか、出来事なのか。感動的な音楽か、ゲームか。
おそらく何もないと悟っていても、思考は自分に都合良く進んでいく。
まずは布団から出なければ何も始まらないのだが、このまどろみの時間に一番幸福を感じてしまう。
※幸せな時間というのは、あっという間に過ぎて行ってしまいます。
5/31 お題 『君とならできる』
君が望むのであれば、挑戦するしかないだろう。
君が一緒にいてくれる。
それだけが僕の勇気の源。
きっと大丈夫。
互いの手を取り合って行こう。
この上ない喜び…………だと思う。
「ひょっとして苦手だった?お化け屋敷」
「うん。いやいやいやいや、大丈夫に決まってるじゃん」
※私の場合、後ろから普通に肩を叩かれただけで飛び上がります。
6/1 お題 『奏でる』と『大地』
美しい神殿を造るため、樹木を焼き、その灰で漆喰を作った。
ただ、そのために広大な森林が犠牲となり、災害によってマヤの文明は滅びるに至ったという。
私達は歴史から何を学んでいるというのだろう。
大地の奏でるシンフォニーが聴こえた時には、そこにはもう何も残っていないのかもしれない。
※暴風、豪雨、落雷、高潮、崖崩れ。年々音量が増していく大地の交響曲。
6/2 お題 『吐息』と『靴下』
長いものに巻かれないとやってられない世の中。
洗濯槽から取り出したそいつは、シャツの袖に絡まっていた。
「靴下の分際で」
解くと靴下の先には穴が開いていて、そこから吐息が漏れてきた。
繕ってその口をふさいでやろうか。
スニーカーで隠せば、その傷口も気づかれることはないだろう。
※何かと思い通りにならない世の中を比喩的に表現。でも比喩は下手です。
6/3 お題 『夢だけの世界』
何もかも全部壊れてしまえ!
私は全力で願った。
その夢は叶い、形のあるものはみな固有の形状を無くした。
人も木も動物も街も雲のようになり、音だけが聞こえる。
何という事をしてしまったのか。
身勝手に気づいた私は怖くなった。
形を求め、雲達が私を触りに来る。
そこで目が覚めた。
※破壊するのは一瞬ですが、そのために生じた痛み悲しみを癒やすにはとても時間が掛かります。
6/4 お題 『好きなのにね』
好きだから続ける。
好きだから続けられる。
でも、その結果を他人から評価してもらえないと、やっぱり寂しい。
時々虚しくもなる。
好きなのにね。
けれども、結局は続けている。
好きだからね。
いつかこの思いが実を結べばいいな。
※あなたが好きなことは……何ですか? (^v^)
1月10日が最初だから、ほぼ5ヶ月になります。
自分では思い付かないお題が出てくると、丸一日かけて何回も捻っては楽しんだり苦しんだりしていました。
おかげで普段は考えもしないシチュエーションが沸いて出てきたりして自分でもびっくり。
これからはお題も自分で考えないといけないですね。
それでないとオリジナルとは、やっぱり言えないと思いますから。
今後は140という文字数にとらわれない文章で、端折ってきた内容もきちんと伝えられるようにしたいと思います。
すまいるまいるのTwitterはこちら→@usagi_yamane
ではでは、またいつか ('-^*)ノ