こんにちは、リノベーゼです。
前回記事にて、キッチン本体選びについて書きましたが、今回は背面収納です
↑こちらの記事でも書きましたが、我が家のリフォーム会社さんの場合、LIXIL製品が安くなります。
キッチン本体については、コンロを隠したいと言う強い希望があったため拘って探してクリナップに決めましたが、
背面収納は機能的な条件をある程度満たしていれば安いものでいいので、LIXILの中から選ぶことにしました。
皆さんご存知の通り、キッチンはメーカーさんによって、「グレード」の違うシリーズがあります。
LIXILの中では、
A. リシェル 高級
B. アレスタ 中級
C. シエラ お求めやすい
と言う3種類のグレードがあるのですが、
実は、グレードが違う = お値段が違う 製品であっても、
同じかわずかな差しかない製品 と言うものが存在するようです
例えば、扉デザイン・カラーで言うと(2020年時点)、
グループ2の「クリエダーク」、グループ1の「ディープウォルナット」は、
アレスタとシエラで全く同じものでした
(リシェルのクリエダークはエンボスだったように思いますが、現在扉カラー変更されていて定かではありません)
つまり、この扉カラーであれば、吊戸棚などはアレスタとシエラで同じ製品だと言うことです。
と言うことは、アレスタでキッチンを組んでいても、部分的にシエラを使うことで
お安くなる可能性がある 訳です
もちろん、リフォーム会社さんによって、アレスタの値引き率とシエラの値引き率は異なるので、
どちらが安くなるかはリフォーム会社さんにちゃんと確認して下さいね
ちなみに、全く同じ扉カラーでなくても同じ平面上に隣り合っていなければ、
似たような色を組み合わせるのもアリだと思います
我が家の場合、そもそもキッチン本体がクリナップ、背面収納がLIXILなので当然違う色になりますが、
キッチン本体側と背面収納側、と言う異なった平面であれば全然問題ないと思います
↓写真では、手前のキッチン本体袖板が黄色っぽく見えていますが、
照明の当たり方による違いで、全く違和感はありません
さて、具体的に我が家が背面収納を決めていった過程ですが、
まずは
①ゴミ箱を選ぶ
ことから始めました。 詳しくは↓こちらをお読み下さいね。
ゴミ箱を決めないことには、他の必要スペースが決められないと思いました。
次に、
②電子レンジ・トースター・炊飯器・電気ポット の位置決め
です。
家電を背面収納ではなく市販のキャスター付きワゴンに乗せるなどの方法も検討しましたが、
コードが見苦しくなりがちですし、ホレ込むほどの製品に出会いませんでした。
なので、背面収納に置くこととして、買い替えも考慮した平均的家電サイズを計算して決めていきました。
背面収納側の細かな内寸が不明な時などは、電話で問い合わせるのも大事ですね
ちなみに、ワゴンの話に戻りますと、↓平面図の「ゆとり」と書いてある箇所は、
キッチン関係のスイッチやコンセントの場所なんですが、
将来的にこちらにワゴンなどを置いてもいいかな、と言う文字通り「ゆとり」スペースです。
現在は、空気清浄機や扇風機などが邪魔にならずに置けて助かっています
もともとこの「ゆとり」スペースが生じたのは、↑にも指定してあるように、
手前のキッチン本体の右端線と、背面収納側の「家電収納部」/「食器棚部」の境界線とを揃えて、
全体として整った印象にしたかったから、と言う経緯もあります。
↓写真を見て頂くとおわかりでしょうか? 細かなことなんですけどね
③炊飯器置き場の高さを決める
背面収納に②のキッチン家電たちを配置することは決まったので、次にベストの高さを考えました。
蒸気が出る電気ポットと炊飯器は、キャビネット下段の引き出せるトレーボードに置かざるを得ません。
で、炊飯器は、あんまり腰をかがめて使いたくないなぁ、と思いました。
とすると、高さ99cmの「ハイフロアキャビネット」と言う選択になります。
もちろんその場合、上の段に置く電子レンジとオーブントースターが使いづらい高さにならないかもチェック。
その次は、
④電子レンジ高さと天井高から計算して吊戸棚(ウォールキャビネット)を選ぶ
我が家のキッチンは特殊事情として、上がロフトになっているため、
付け梁までの高さ(天井高)が213.2cmとかなり低いです。
なので高さ的に制限が出る可能性があるので計算をしました。
(以下の計算6行は読み飛ばして頂いて大丈夫です)
ハイフロアキャビネットの高さが99cm、
電子レンジは大きい製品で高さ40cm、
電子レンジの上は10~15cm以上の空間をあけるとして
99 + 40 + 15 = 154cm、
213.2 - 154 = 59.2cm、
必然的に、高さ50cmの吊戸棚しか取り付けられないと言う計算結果になりました。
もともと、吊戸棚は、手の届きやすい一番下の段とその上の段くらいしかメインで使わないので、
50cmの吊戸棚でも我が家的には全く問題ナシです
むしろ、天井の低いキッチンは手が届きやすくてイイ、ですよ~~~
そして、
⑤食器棚の組み合わせを計算
さらに、食器棚の高さの計算もしました。
(以下の計算6行も読み飛ばしましょ笑)
上記④で計算した結果、吊戸棚の最下部のクリアランス高さは154cmですから、
吊戸棚の最上部のクリアランス高さは、154 + 吊戸棚高さ50cm = 204cmとなり、
204 ~ 213.2cmの間に設置すればいい計算です。
もしフロアキャビネット+中台+吊戸棚 と言う3パーツを組み合わせて食器棚を作るなら、
フロアキャビネット85cm + 中台85cm + 吊戸棚50cm = 220cmとなって、
上記の範囲内にはおさまりません
・・・と言うような計算をしていった結果、
フロアキャビネット99cm + 中台105cm = 204cmの2パーツ組み合わせにすることが決定しました
結果的に、家電置き場のフロアキャビネット・食器棚のフロアキャビネット共に高さが99cmになったので、
並べた時の線がキレイにそろうことにもなりました
食器棚の高さが204cmですので、家電側吊戸棚の高さもそれに合わせて設置し、
天井高213.2までの余り(213.2 - 204 = )9.2cmはフィラーでふさいでもらいます。
背面収納の上にホコリが溜まるのは絶対イヤ~~~ですので(笑)
以上、①~⑤の過程を経て決まった背面収納サイズに合うものの中から、一番お安いものを選んでいくと、
結果としてすべてシエラシリーズの中に該当サイズ製品がありました。
・シースルー扉か面材扉か
唯一、アレスタにあってシエラに無かった点は、食器棚側中台の面材扉です。
面材扉の方が好みなので、ここだけアレスタにするかな?と少し迷いましたが、大きな拘りでは無かったのでシエラで統一。
・引き出しか開き扉か
アレスタ・シエラ共に、家電収納側の「ハイフロアキャビネット」には「開き扉」しか無かったので
しかたなく、開き扉で妥協しました。 もしかすると開き扉の方が収納しやすいモノもあるかもしれませんし。
食器棚側は迷わず4段引出しにしています。
オプションとして吊戸棚には耐震ラッチを付けました。
扉カラーは、せっかくシエラでお安く出来るのでシエラの中から許せる色を探しました。
・扉カラーは グループ2の 「クリエダーク」、
・取手は 「ライン」の「シルバー」です。
以上の選択でリフォームが出来上がった現在、ほぼ満足して使っています。
仕事の関係でまだ本格的に引っ越せていないので、
外見以外のキッチン的使い勝手や収納についてはまだわかりませんが・・・
引き出し収納ってホントに楽で便利だなぁ、と毎回思っております
ひとつだけ、LIXILさんには言いたいことがあって、
「蒸気排出ユニット」についてはまた日を改めて記事にしたいと思います。
ま、大したハナシでもないんですけどね。
以上、我が家のキッチン背面収納でした
読んで下さり、ありがとうございます!
私がリノベーションするにあたり、
購入したものをまとめたROOMを作りました。
少しずつ増やしていく予定です。
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