『他人のせいにしない』 | 新!広い空の下で…唱題行日記 結社だよ!!全員集合♪

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仙台駅前で、お題目をお唱え始めて早いもので10年が経ちました。

また、この度、自宅を結社とすることにしました。

駅前での唱題行とともに、更に真剣に精進していこうと思っております。

今日7月10日、あなたへ送る法華経からのメッセージは

『他人のせいにしない』



『不説侘人 好悪長短』

(ふせったにん こうあくじょうたん)

妙法蓮華経安楽行品第十四から


この文言のある安楽行品は、お釈迦様が

「悪世に法を弘めるための心得」

を菩薩たちに伝える章です。


安楽行というのは、

“安らかな心で、自ら願って行をなす”ということで、基本的な法が四つあります。

①身安楽行…振る舞いについての心得と交友についての心得。

②口安楽行…口に関する振る舞いの心得。

③意安楽行…精神的な心得

④誓願安楽行…『法華経を広める』という大慈大悲の誓願に関する心得


そして今回の文言、『不説侘人 好悪長短』は、②口安楽行について説かれています。


『他人の長所も短所も取り上げることは避けた方がいい」というこの文言は、


口は災いの元、という保身のためではなく、


それをする自身の心の有り様を顧みるよう促しています。


ある人の行いが、よく映るか悪く映るかは、見る人の心や、その人との関係性が影響します。


批判の精神で見れば、相手のアラばかりが見えてきます。


自分が正義だという基準で見れば、相手を否定・攻撃する材料はいくらでも作り出せますが、  


自分のフィルターを通して見ている世界は、客観的事実ではありません。


また人を褒めることは、時として相手を有頂天にしてしまい、必ずしも相手にとってプラスになるとは限りません。


もしそれが過剰な賞賛であれば、それを言う自分の内面に、自己卑下や何かの要求など、ネガティブなな要素があるかもしれません。


この文言は、自らを内省し、自分の問題を他者に投げる事を戒めています。


今日も素晴らしい1日になりますように。