『人事を尽くして天命を待つ』 | 新!広い空の下で…唱題行日記 結社だよ!!全員集合♪

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仙台駅前で、お題目をお唱え始めて早いもので10年が経ちました。

また、この度、自宅を結社とすることにしました。

駅前での唱題行とともに、更に真剣に精進していこうと思っております。

今日7月11日、あなたへ送る法華経からのメッセージは、

『人事を尽くして天命を待つ』



『可以遊戯 汝等於此火宅 宜速出来』

(かいゆけ にょとうおしかたく ぎそくしゅっらい)

※妙法蓮華経譬諭品第三から


この文言は「法華七喩(ほっけしちゆ)」という法華経の中にある代表的な譬え話のうちの一つ「三車火宅喩(さんしゃかたくゆ)」にあり、

お釈迦様が、火事になっているのにその危険に気付かずに遊び続けている子供達を外に出すために用いた言葉です。


「火事だ❗️逃げなさい」と追い立てたり、力任せに抱きかかえて外に出すという方法もありますが、


お釈迦様が取られた方法は、

「外に立派な三つの乗り物(羊の車は声聞を、鹿の車は縁覚を、牛の車は菩薩の三乗を表しています。)があるから、どれでも好きな車で遊びなさい。」

と伝える事でした。


それを聞いて大喜びの子供達は、恐怖を感じず速やかに外に出ることができ、しかも、自分達が望んでいる以上の贈り物を手にすることが出来た、というお話です。


これは約2000年前のお話ですが、現代の私達を見ているかのような描写で、人類や動植物にとって地球環境が危険であっても、我が事と受け止めることなく、地球の資源を消費し、環境を汚染している自分達の姿を客観視するよううなごしているかのようです。


仏の智慧を得、精神的に豊かになれば、物質的な豊かさに貪欲にならずとも、快適に生きることが出来ます。


この譬え話は、火事の家(危険な状況)から出て、本当に自分に必要なもの(魂の喜び)へ、意識を向けるよう伝えています。


今日も素晴らしい1日をお過ごし下さい。