今日7月9日、あなたへ送る法華経からのメッセージは
『降り注がれている無償の愛』
『毎自作是念 以何令衆生 得入無上道 速成就佛身』
(まいじさぜねん いがりょうしゅじょう とくにゅうむじょうどう そくじょうじゅぶっしん)
※妙法蓮華経如来寿量品第十六から
「経王(きょうおう)」と呼ばれる法華経の中の肝心要、如来寿量品第十六の中でも最も重要と考えられている文言です。
この章は、章のタイトル通り、「如来(仏)の寿(いのち)が無量(永遠)であること」が明かされるのですが、リアルにこの事柄を感じてみるとすごいことです。
目の前にいるお釈迦様(釈迦国の王子として生まれ、出家、修行を経て悟りを開かれた生身の人間:仏陀)が、実は今世ではこうした人生だけれども、悟りを開いたのは遥か昔、過去世でのことであり、この肉体が尽きたとしても久遠実成なのだ、とおっしゃるのですから、自分がその時の聴衆であったとしたらどれほど驚く告白であることか。
そして、なぜ永遠の命なのに、御入滅を選択されたのかもこの章で明らかになります。
それは、いつでもすぐに会えると思うと、依存や甘えを引き起こし、相手のためにならないからというのが理由です。
この文言は、お釈迦様は“どうしたら衆生を仏の道に導くことができ、速やかに衆生が仏に成れるのか、常にそればかりを念じている”という、
仏の大慈大悲を究めた至言です。
慈悲である愛に到達するには、何度挑戦と失敗を重ねてもあきらめないこと。
意識を高く持ち続けていれば、心が行動、現実へと繋がり、仏の境地に達した人のみが体験出来る真の安らぎ、喜び、幸福感を味わうことが出来ます。
今日も素敵な1日をお過ごし下さい。