とうとう行ってしまった人生初の宝塚歌劇団 | Perfect Combustion - The Adventure Never Ends! -

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大人になってもバカでありたいのですが、うまくいかず単に「痛い人」になってしまうのです。どうやったら素敵なバカ「Fantasic Silly」になれるのでしょうか。そんなことを毎日考え続けるブログです。

 
 



7/19 水曜日。
とうとう行ってしまった…
 


宝塚歌劇団 雪組 幕末太陽傳/Dramatic"S"!



 
全体的にチケット難民と化している東京宝塚劇場公演。
雪組はただでさえ激戦と言われていましたが、この週で大千穐楽を迎える上に、トップスターである早霧せいなさんとトップ娘役の咲妃みゆさんの退団公演でもあるので
それはそれはもうスーパーウルトラチケット難でした。
 
かくいう手前も日→月と2日間当日券チャレンジをしましたが玉砕
休演日をはさんで3日連続で日比谷にチャレンジしました。
 




水曜日。始発で行って5:30頃に現着。
わあ…すでに20人くらいいらっしゃる…

チケット難って怖い。東京怖い。雪組怖い。

とりあえず荷物を置いて場所を確保。そしてすぐに近くのコンビニへ。




実は、有楽町駅に着く直前に猛烈な腹痛が襲ったのですが、手前の腸は日頃の常磐線の30分腹痛耐久チキンレースで頑張れるだろう(笑)と信じ先に確保を優先しました。

とりあえず行きしなに見かけたコンビニへ駆け込んだのですが、深夜時間帯(扱い)につきトイレを含むイートインスペース封鎖中!


あかん!おばさんの腸が死んじゃう!

それどころか社会的にも死んじゃう!(笑)



尋常ではない脂汗を掻きながらタブレットのマップでコンビニを探し、小道2本離れたコンビニへ文字通り駆け込み無事に事なきを得た訳ですが、
この案件を済ませて戻るまで約10分、手前の後ろにはもうすでに10人以上がいらっしゃいました。

もしかしたらトイレ行ってから現着したら間に合わなかったかもしれないと思うとまた違う汗が吹き出してきましたね。




さて、この2日間の負けがわかっていた当日券戦争で既に1日4時間以上計9時間は待機している訳ですから、勝ちが見えている4時間待ちはどんなにお尻が痛かろうが痺れようがそれはもう心が弥勒菩薩のように穏やかでした。
→こういうときアイドルヲタクは待ち慣れているのでちょろいものです。

無事に念願の当日券をゲットし、意図せずして3回目の入待ちをし(笑)
授業のために心穏やかに一旦日比谷を離れました。


オペラグラスですが、日曜日の敗戦後「まあ次の日はどうにか取れるかな」と勘違いし、何を血迷ったのかすぐ近くのビックカメラにて双眼鏡を購入しました。
後々気づいたのですが、自宅に既に双眼鏡があって、倍率もスペックもそんなに変わらないことも判明し(8倍を買いましたが10倍を持ってました)お嫁に出そうか検討中です。
 

さて、夕方頃に戻ってきて(というか割と開演ぎりぎり)、「わあ!これが東京宝塚劇場か!」というのに浸る余裕もなく己の場所へ到着。
双眼鏡の調整をしていたらもう開演前アナウンスが!

知らなかったのですが宝塚では開演前アナウンスはトップさんのお仕事だそうで。雪組トップスターさんの早霧せいなさんがアナウンスしていらっしゃいました。
演出と指揮の方も紹介されるし、全何場っていうのも言っておくのか!とちょっとカルチャーショックを受けつつもいよいよ開演!

2部構成で第一部は芝居「幕末太陽傳
どういう話かっていうのはいろいろなサイトがございますので割愛しますが、

ちぎさん(早霧せいなさん)がかわいかった!いや!トップスターさんにかわいいっていうのは間違っているのかもしれませんが!かわいかったとしか形容できないのですよ!
お調子者の役ってなかなか難しいのですが(というか喜劇のほうが、難しい)高めの声のトーンが合っていて良かったです。

あと、舞咲りんさんが濃かったです…さすが別格さん。
というか喜劇は全体的に濃くなるのですが、その中でも特に癖どころの「やり手おくま」という役。特濃でした。あれを若手にやれというのは酷だと思いますw

退団者では鳳翔大さんの「貸本屋金造」の役どころはめちゃくちゃおいしかったと思います。
あんなに美人で背が高いのに愛されるイジられキャラってなんだよ!この世は不平等なのかよ!
特に咲妃みゆさん演じる「女郎おそめ」と東京湾で心中する所(結局未遂ですが)は琴か三味線か(だいぶ経ちすぎて恥ずかしながら超曖昧)の曲がまた笑かして来るんですが、
どうやっても「おそめさんあんた死ぬつもりなんてないだろ」って客席は分かってるので一連のそれはもはや茶番なんですよ!オチも見えてるのに!(笑)
そして結局金造さんだけ海という名のオケピに沈められる(笑)分かってるのに!w

その後オケピから這い上がる大オチまで付いてきて、本当にありがとうございます!

個人的なハイライトは千躰荒神祭。風くるまをクルクルする香綾しずるさんの「鬼の鬼島」がかわいい!

あと曲がものすごく良いです。個人的に勝ちパターンのどストライクコード!
Cmin - Abmaj - Ebmaj Bbmaj - Ebmajで始まるAメロ!ありがとう!優勝!
サビも優勝してて、Cmin - Ebmaj - Fmin Bbmaj - Ebmaj & Cmin - Ebmin - Fmin Gmin - Cminと、途中II - V - Iしてくるあたり聞きやすいし、最後もIV - V - Iなのですんなり!非常に勉強になります。
→ずっと聞いてる

オーラスはトリデンテがひたすら尊いだけああトリデンテああトリデンテ。

もともと、幕末太陽傳は落語の「居残り佐平次」がベースな訳ですが、攘夷志士が出て来るあたりはもう正直破綻してるんですよ。いや、このシナリオが悪いんじゃなくて原作の日活映画が無茶しすぎてるんですよ。
攘夷はサラッと扱うには深すぎて、今回の尺では攘夷志士の件は本筋じゃないのでほぼ触れないし(なので唐突)、かと言ってキャストと配役的に全く触れない訳にはいかない。舞台の難しさを感じた次第でした。


暫しの休憩。おばさんはオフィシャルショップであるキャトルレーヴまで降り公演パンフレットを購入。


第2部はショー「Dramatic "S"!


幕が上がってプロローグで主題歌を一気に捲くったかと思えば、ゆうみちゃんの「私の愛する人のイニシャルは『S』」としっとりとすげー赤面モノの歌詞を歌い上げるという超落差!というか全自動2828製造シーンだろこんなの!

このあとはワールドワイドなジャンルが続いていきます。
 

5場はラテンアメリカ系のアップテンポなダンサブルナンバー、6場はブルースというかシャンソンのソロ。あ、ここ舞咲りんさんのソロです。7場は6場を受けて5場の雰囲気で。スカのノリもあって、男役さん(永久輝せあさんあたりだった気がする)と舞咲さんで対バンしてる感じです。

ここのあとはまたガラッと変わります。
ラテンはラテンでも地中海系のラテン。組長の梨花ますみさんと副組長の奏乃はるとさんが掛け合ってるうちに望海風斗さんに歌い継ぎます。さらに真彩希帆さんも来る!次のトップコンビさんがここで降臨ですよ!だいきほ?のぞきほ?ごちそうさまでした!
からの再び組長と副組長の掛け合いで速いテンポのワルツが進んでいきます。パリらしくアコーディオンの音が素敵です。
そしてそしてのぞさんの「神様が導いた人に出会った」だって!

やったよ!優勝!だいきほやったよ!

11場はラテンはラテンでもスパニッシュな方のノリ。かなりテンポも上がって。たしか彩風咲奈さんかな?さきちゃんかわいいんよ!かわいいんよ!
からの12場はまた雰囲気が変わって、入りだけならEarth Wind & Fireのfantasyみたいな。香綾しずるさんのJAZZソロ!4/5拍子でめっちゃかっこいい!めっちゃ短いんだけどもこれのためにLIVE CD買ったくらいには好きです!
このあと速いテンポのラテンがまた帰ってきてちぎさんにも戻ってきて。というか12-13場が目まぐるしく入れ代わり立ち代わります。おばさん追えない(笑)

14場はGershwinの'S wonderfulを永久輝せあさんのソロで!めっちゃSが強調されてた気がするw
それを受けてのロケット!宝塚大劇場だと初舞台の103期生のロケットだったところです。大劇場のほうの映像見てないから比較できないのですが、東京は盆回しながらロケットやっててすげーって思いました。いくら範囲が広いからって回転しているものの上で動きながら整列は難しいと思います。さすが。

このあとはフィナーレに向けて退団者(鳳翔大さん香綾しずるさん桃花ひなさん星乃あんりさん蒼井美樹さん)全員による歌が…さらに咲妃みゆさんに歌い継ぎ、そして早霧せいなさんへ…
おばさんの涙腺がちょっとキたところからの、エメラルドの衣装を着たほぼ全組子さんがちぎさんを囲い、ちぎさんが歌いながら上手から回って一人ひとりに目を合わせていく…


ああ、なんと尊いのでしょうか。



ここからフィナーレへ、またまたラテンアメリカが帰ってきます。
ゆうみちゃんの明るいトロピカルなナンバーなのに

私を忘れないで 

ずっと覚えていて 

あなたが見つけられるように 

どこにいても光り輝いているから見つけて


という、なんという歌詞。凄まじい…


このトロピカルなあとに群舞!すごい構成!
ちぎさんがスペイン語で歌いながら( ・´ー・`)どやとなるわけです。
群舞はもはや覚えてない!うそ!まじかよ!自分でもショックだよ!

そのあとはコーヒールンバっていうやつで。これも記憶が曖昧…

そしてデュエットダンス。早霧せいなさんがソロで歌い、しっとりデュエットダンスからの影ソロが望海風斗さんで感激しました!トリデンテなんだよ!ラストトリデンテ!

オーラスはパレード。エトワールは真彩希帆さん
これは某動画サイトに動画あるので割愛。

初めてみたパレード!すごかった!すごかった!


初めての宝塚。
謎のフットワークでなんとか見ることができました!

ちなみにですが、今日は2017/08/10。
もうすごい昔なのですが、実は幕末太陽傳の千秋楽LVも行ったので次はそれを!
そして今日は花組さんを観るのでそれも!