10年前の
2004年1月13日。
殿から告白された。
殿20歳
蓮華30歳。
同じ会社の
本社と営業所勤務。
助っ人で
出向してきたのが殿だった。
食事の席で隣になり
意気投合し
連絡先を交換。
毎夜
電話が掛かってくるようになった。
まだあどけなさの残る
10歳年下の少年のような人。
はじめはお互い
恋愛対象ではなかった。
・・・と思う。
当時の私は
辛いことが立て続けに起こり
心身ともに疲れていた。
殿との電話に
心癒されていた。
1ヶ月後に
本社へ戻ることになった。
もう会えないかもしれない。
とても悲しかった。
その後も
毎日のように電話があった。
いつの間にか
その時間が待ち遠しくなっていた。
たぶん私は
その頃にはもう
殿のことが好きだったんだと思う。
歳の差
距離
その他もろもろ・・・
多過ぎる障害。
まだ若い彼の未来に
私は必要ない。
気持ちを抑え込んでいた。
そして迎えた成人式。
ちょっとしたことで
言い争いになった。
今の私たちは
ただの友達。
もう連絡来ないかも。
翌日
大事な話があると言われた。
もう連絡を取り合うのは
やめようと言われるのかな。
寂しかったけれど
お互いのためには
これが最善なのかもと
心のどこかで思っていた。
「俺と付き合って欲しい。」
ドストレート。
ビックリしたけど
すごく嬉しかった。
「歳の差も距離も
必ず乗り越えてみせるから。」
頼もしかった。
「私の未来を
全部あげるよ。」
それから
長い遠距離恋愛を経て
入籍した。
約束通り
距離も歳の差も
乗り越えてくれた。
あの時
殿を信じて本当に良かった。
10年経った今。
同じ気持ちで
殿の隣にいる。
私が病気になっても。
笑顔を絶やさず
そばにいてくれる。
これからも
ずっと変わらぬ愛を。
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病人に見えていなくても辛い事があるんです。
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