憎いあんちくしょう | 鬼の霍乱

鬼の霍乱

年下の旦那さまと乳がん治療中の嫁の
珍道中的結婚生活をのらりくらりと綴ります。

去年の1月4日は


バコラ生検だった。



乳がん生活で


トップ2に入るほど


キツかった。



正月気分が抜けてない


街並みをすり抜け


クリニックへ向かった。



淡々と検査が


おこなわれる。



局所麻酔から


ちょっと外れた時に


激痛が走った。



今まで感じたことのない


猛烈な痛み。



このへたくそが。



心の中で


リフレインしていた。



検査が終わって


何も言わず


すぐに立ち去る医師。



その後ろ姿を


横目で見ながら。



これから告知されても


あいつが主治医なんて


絶対にありえないと


本気で思っていた。



痛みが引かずに


調剤薬局で薬を処方してもらい


その場で飲んだ。



やっとの思いで


駅まで歩き


なんとか帰宅した。



家に着いてからも


あの野郎


万が一にも乳がんじゃなかったら


絶対許さねーからな


と恨み続けていた。



怒りの矛先が


なぜだか医師に向けられていた。



今振り返れば


力一杯なんでやねんと


笑い飛ばせるけれど。



結局


告知の時の


誠実さが心に響き


完全和解して


(といっても私の中だけで)


主治医になり


信頼して治療をお願いするのだか。



去年の今頃は


痛みと怒りに満ちていたことが


懐かしく思える。



昨日殿が帰ってきた。



最寄駅で


ドキドキしながら待つ。



満面の笑顔で


改札から出てきた。



たぶん私も


負けずに笑顔だったろう。



夜中に目が覚めた時に。



隣から聞こえる寝息に


安らぎを覚える。



私たちの


2014年がはじまった。



笑顔あふれる


毎日になりますように。
雑煮



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