ちょっとした勇気で人は助けられる | 負けるなオヤジ!(シーズン6)

負けるなオヤジ!(シーズン6)

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事故や道ばたで倒れている人を助けるのは勇気がいる行為だが、その人が社会復帰できる確率を上げる、もしくは小さな子供の将来を繋げるのはそのちょっとした勇気である。




昨年に続き、AEDによる救命処置講習に参加してきた。


AED 駅やショッピングセンターに置いてあるのを見たことがある人は多いと思うが、使い方を何となく理解している人はほとんどいないと思う。


現に私も、講習を受ける前はAEDとは止まった心臓を電気ショックで蘇生する装置だと思っていたが、これは間違い!


正確には、正常に動いていない心臓をAEDの電気ショックで一度リセットさせ、心臓マッサージで心肺蘇生させる道具である。

よって、AEDを使ってからの胸骨圧迫(心臓マッサージ)と人工呼吸をやり続けることが大切になる。





簡単に救命処置法の流れを


傷病者発見

  ↓

反応を確認する

  ↓

呼吸をしていないようなら大声で人を呼び、119番通報とAEDの要請(探し持ってきてもらう)

  ↓

人工呼吸 2回(省略可)

 ※知らない他人には直接口を付けてやらない(感染予防)

 ※専用のマウスピースを使用(普段持ち歩くことはないはずなので、その場合人工呼吸はしない)

  ↓

心臓マッサージ(胸骨圧迫)

 ※30回一定のリズムで行う

 ※もしもし亀よ~亀さんよ~♪の歌のリズム

  ↓

人工呼吸と心臓マッサージを繰り替えし続ける

  ↓

AEDが来たら電源を入れ音声メッセージにそって操作する

 ※電気ショックを必要とするかしないかは、AEDの機械が判断してくれる

 ※AEDの診断中は傷病者に触れない

 ※電気ショックを与えるときも傷病者に触れない

  ↓

人工呼吸と心臓マッサージを繰り替えし続ける(救急隊員が来るまで続けることが大切)

 ※2分ごとにAEDが心電図の解析を行いマッサージの継続必要性を判断してくれる


ざっとこんな感じである。


詳しくはこちらの救命処置の解説を参照



(注意点)

・知らない人がどのような病気を持っているか解らないので、直接の人工呼吸はやらない。


・コンビニの袋を手袋代わりにするなど出血している血には素手でさわらないこと。

 (東京秋葉原の事件では応急介護時、血液による感染が発生している)


・心臓マッサージ(胸骨圧迫)は非常に疲れるので、周囲の人と交代して続けること。


・心臓マッサージ時に傷病者がいやがったり、反応が出た場合は中止し様子を見ること。




統計では、この救命処置を行うか行わないかでの生存率は倍近く違うらしい。


現在、通報から救急車が駆けつける全国平均時間はおよそ8分半だそうだ。



AEDの講習会、機会があれば受講してみてはいかがだろうか?