流氷と共にやってくるのは何?
キタキツネ?
とお答えの貴方は恐らく子供の頃「キタキツネ物語」を映画館で鑑賞してしまった私と同世代・・・
この季節になると流氷と共に寒流に乗って姿を現すクリオネ。
一匹の姿は天使のようで可愛さだけを前面に押し出した情報がもたらされているが、学名を直訳すると「ナメクジのような海の女神」だそうです。
さて、このクリオネとは何者?
私は勝手にクラゲやウミウシの仲間だと思っていたのですが、答えは巻き貝の仲間で成長と共に貝殻を失い天使の姿のような何体生物になるとのこと。
オホーツク流氷科学センターでは1千匹以上のクリオネが水槽展示されている。
センターの飼育情報ではクリオネは究極の偏食者であり、どんなにお腹を空かせていても巻き貝の仲間であるリマキナしか食べないようだ。
巻き貝(クリオネ)が巻き貝の仲間しか食べない・・・
可愛い姿の割には強者である。
すっかりプランクトンのような微生物を補食しているモノだと信じ込んでいた。
大きな個体で5センチほどまでに成長をするらしい海の不思議な生物クリオネを直に見たことはまだ無いないが、私が一度撮影してみたいと思っている流氷・・・
そのチャンスが巡ってきた際には、オホーツク流氷科学センターに立ち寄り千匹のクリオネとご対面してみたいと思う。
また楽しみがひとつ増えた。