お遍路をまわって帰ってくると、

「人生に対して冷めている」自分に気付きました。


達成感や高揚感より、「やれやれ…」といった

虚無感にも似た感情が強かったのです。


期待しちゃっていたんですよ。

「お遍路にいったら自分の何かが成長する」と…。


結果や成果が目に見えて欲しかったのかもしれません。


かっちょよく「こんな成長しました!」とかちょっと偉そう?

なことでも言いたかったのだと思います。(恥)



大学の時に二年間、社会福祉協議会に登録してボランティア

をしていました。そう、今回と同じように何かを期待して…。


結局その時に得たと思われる感想が、

「ボランティアも結局『自己満足』でしかないよな~」というもの。


この話をすると長くなるので割愛しますが、今回も同じような

後味を味わうことになりました。



お遍路でヒッチハイクをしたときのこと。

停まってくれる人が多くて調子に乗り始めました。


その日は、ずっとニッコリと手を挙げども誰も停まってくれません。


そのうち

「ちぇっ、何だよ~」と素通りする運転手さんに愚痴をこぼし始めた

のです。今でも思い出すと恥ずかしいのですが、仕事にいくために

急いでいるなどの『相手の都合』を無視して、自分の都合にあて

はめようとしている自分に気付きました。


停まってくれるだろうな~と勝手に『期待』して、素通りされると

これまた勝手に『失望』している・・・。


次のお寺までの道のりで、この山を越えたらお寺が見えてくる

だろうと期待して、道がまだまだ続いているのを見ると失望する。


「明日こそ晴れるだろう」と根拠もなく期待して、雷雨に失望し、

自分でコントロールできない天候にさえ、無意識のうちに期待

してしまう自分の浅ましさに悩まされました。


「自分都合で勝手に期待して(不安になって)、勝手に失望する」

というこの思考こそが【煩悩】なのだと実感しました。



「な~んだ、結局自分都合でしか人は考えられないんじゃん」

と昔のように「自己満足じゃん」と言っていたのとおなじような感想

を持つに至り、人生に冷めたわけなのです。


でも、見方を変えれば、

自分都合や自己満足でしかいきられないというあたりまえのような

前提を踏まえてこそ、他人の都合が見えてくるものです。


同時に、自分がどれくらい自分勝手かの「底」を確かめられるから

こそ、受け入れられる範囲や量がわかるのだと思います。


今回は、煩悩や自我といったものを噛み締めてきたような巡礼

だったわけです。自分を噛み締めるとこんなにも苦くて、

こんなにも味が足りないのかと、後味が悪く感じたことを

恥を忍んで皆さんにも報告したいと思いました。


それじゃ、また。

お寺さんを88ヶ所も巡っていると、無意識のうちに

お寺さんを比較をしてしまいます。


「趣があっていいな~」

「商魂たくましいな~」

「檀家さんが多そうだ、儲かっているよ」

「え、こりゃ寂れすぎじゃない?」

など、当たり前ですがお寺によって印象が違います。


お寺の説明を大画面で行っているところもありました。

ずっと流しっぱなし…。う~ん、どうなんだろう。


街中にあり、観光に重点を置いているお寺さんは

こんな、素敵?なサービスまで…(笑)


もしかしたら「人生是皆お遍路さん」という深い

意味があるのかもしれませんね。

88ヶ所目にある「大窪寺」では、88ヵ所を

巡ってきた証として、弘法大師さんのフィギュア?

を一体ずつ名前をつけて収めることができます。

この「名前をつけて」というところが上手いですね。

次に来たときに探せますし、証になりますから。



それはもう、すごく多く並んでいましたよ。


達成感を形にするという商品・サービス。

自分だけの思い出にしたい、または優越感と

したいという欲求に応える商品・サービス。


実に勉強になりました。


まだまだビジネスチャンスがあると思います。



って、煩悩は膨らむばかり…(笑)

風邪を引いてしまい、ようやく復活しました。


お遍路中に風邪を引かなくてよかったです。

風邪を引けなくなるほど緊張感のある毎日を

過ごしていたから大丈夫でした。


お遍路の目的の一つに四国のポックリ寺・

ポックリ地蔵を巡るというのがありました。


ポックリ博士として5箇所くらい行ってきましたよ。



ポックリ結び観音に出会うには四国からフェリー

に乗って大島に渡らなければなりませんでした。


観音様なのに寝ているんですね。珍しいです。

なにやらご住職がチベットに行った際に、涅槃

姿の観音像を見たのがキッカケだとか。


お札を傘に結んで長寿を祈ります。



地福寺もポックリ地蔵で知られています。

地福寺でカーナビにいれるとポックリ地蔵と

但し書きがでるんですよ。


お遍路さんの途中、郷照寺でもポックリ様が


さぬき三大ポックリさまとして、3体のお地蔵

さまが迎えてくれました。

お遍路姿で4体目になってみました。(笑)


その他にもポックリ寺、地蔵を見てきましたよ。


詳しくはHPまで

http://endingplanner-hp.hp1.allin1.jp/1189997814516/


それでは、また。

お遍路さんは3,4月あたりが一番混むそうです。

9月はシーズンオフのようなものですが、やはり

バスで乗り付けてお参りされているご老人の

方々を多くみかけました。


お土産屋さんのまん前に停めるところが

「お、結託してますな?」と感じさせました(笑)


本堂にいくとたいていの人が般若心経などを

唱えています。


88ヵ所すべて納経(300円)やお賽銭などを

していくと結構な額になるんですよね。


ご高齢の方はご夫婦も多いです。


だんなさんは先に行ってしまって奥さんが

おいてけぼり・・・(笑)一緒にまわって仲が

良いのか悪いのか、夫婦喧嘩している場面

も見ましたよ。南無南無…(笑)


たまに、ごくたまにですが、お遍路道で、

お遍路さんが托鉢(寄付を募る行為)をして

いるのを見かけました。たくましいものです。



でも、お寺の近くには、

「外にいる人にお金を恵まないで下さい」と

注意書きが書いてあったりします。


お遍路さんには色んな人がいます。

本当に信心深い人。観光の人、そして、

人を騙そうとする人までいるそうです。


現地の新聞にゴミのポイ捨てなど、お遍路

さんのマナーの悪さを指摘する記事が

載っていました。


お遍路さんに行く前にはマナーについて

考えたり、講習を受けたりしてから参加する

のが良いかもしれませんね。