Veach 論文に関する私的補足(20) pp.310-321 | Chandler@Berlin

Chandler@Berlin

ベルリン在住

p.310 Special cases for short subpaths

Subpath の生成に, Zero subpath vertices と One subpath vertices がある.サンプルのパスだけ見るとこれはどちらもレンズから光源なので,その違いがわからなかったので,いつものように専門家に聞いてみた.専門家の友人を持つというのはとても便利であるが,一方,自分に磨きをかけないとそういう友達からは疎まれるだろうから今になっていろいろと毎日数時間は勉強することになった.正しい図は図 1 にある

$Chandler@Berlin-shortsubpath

図 1 Short subpath

さて,サンプルパスである.

Zero light subpath vertices はレンズから,レンズのみから得られる確率分布で環境をサンプルした結果,たまたま光源に当たった場合である.

One light subpath vertices は光源上にサンプル点を生成し,それがレンズに結びつけられた場合である.


両方とも光源とレンズの間にパスがあって結びつけられているだけなので,その違いはないように見えるが,サンプル時の確率分布が違うのでそのcontribution は違う.これが違いである.

謝辞
Thanks to Leo and Carsten.


p.321 Implementation

ちょっと詳細になってしまうがこの式には一つ疑問がある.

Chandler@Berlin-sigma mine
式1

Chandler@Berlin-sigma1
式2

私は何か間違えているかもしれない.今日は簡単な matrix の row reducedechelon form を求める際に,3-4 = 1 と書いてしまって解がなくなってしまった.octave の出力と比較した時自分でも驚いてしまった.しかし,それでも N_0 はどこに行ってしまったのだろうか?