Reflection Line を3分で説明する. | Chandler@Berlin

Chandler@Berlin

ベルリン在住

Reflection lines はチューブ状の光源を面上に投影して,面の質を見るためのものです.かつて車のデザイナは,蛍光灯を平行に並べ,車のボディーに写った蛍光灯の形状を見てボティーの滑らかさを調べました.

なにやら難しいことを言いましたが,これはドイツでは良く見掛ける風景です.

これは Berlin 中央駅です.この建物はガラス張りで,フレームが規則的に並んでいます.蛍光灯が並んでいるわけではないのですが,規則正しい格子が参照となれば良いので,鏡面反射をする物体があれば,Reflection line が見えます.

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ドイツの誇る高速列車,ICE の窓に写ったフレームを見て下さい.窓によって面の質が違うことがわかるでしょう.また,窓は平面に近いのでしょうが,窓と窓の継ぎ目は滑らかでないことが一目瞭然です.
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この説明のスライド


参考文献

[1] Mario Botsch, Mark Pauly, Leif Kobbelt, Pierre Alliez, Bruno L'evy, Stephan Bischo, Christian Roeossl, ``Geometric Modeling based on Polygonal Meshes,'' EG2008 Tutorial, 2008

[2] Takashi Kanai, Yusuke Yasui, ``High-quality Display of Subdivision Surfaces on GPU,'' IPSJ 47(2), pp.647-655, 2006 [in Japanese]