傀儡師の吻 24 | 黄色い涙〜Storm〜

黄色い涙〜Storm〜

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黄担当で大宮をひどく拗らせてお話書いてます(。-ㅅ-。)
はじめましての方はテーマ→蓮のトリセツの必読を!




先にこちらをお読みください
下矢印















※妄想中







24 智




ミオヤオ国 ━━━━





智「なんだか…」


リ「Sも気づいた?ここはムストー王国にちょっと似てるよね?」


似てるのは似てるが

まだ王がついてるわけじゃないからか

路地裏は

少し治安が悪そうだ


物乞いする子どもを

見かけたりした








少し歩きた先に

長屋がありそこの一部

白壁に


【ナカマル】


と看板が立てかけてあった


『先生さようなら〜』


子どもたちが

部屋から出てきた


俺たちは

部屋を覗き込むと

一人の男の人と女の人がいた

Rが


リ「あれがユウイチことユッチだよ」


智「あれが…」


俺たちは

中に入っていき

女性が


『こんにちは、あら?どなたかのお父さん?』


リ「いえ…俺たちは」


そう言おうとしたとき

ユウイチが


ユ「アサミ?どう……リョースケさん?」


ア「あら?あなたの知り合いですか?」


ユ「あ、あぁ…昔、少し…」


リ「ユウイチさん少しお時間いいですか?」


ア「こちらは大丈夫ですよ?ゆっくりしてきてくださいな」


ユ「アサミ片付けは軽くでいいからな?ありがとう。では少し出てくる」


ユウイチが

最初こそ驚いた顔をしたが

そのまま

私塾を出て

近くの茶屋に入った


リ「お久しぶりです。ユウイチさん、お元気そうで何よりです」


ユ「はい。おかげさまで…あのときはありがとうございました」


リ「いえ、俺は依頼を遂行しただけです」


ふたりのやり取りのあと

俺の方に顔を向けた

ユウイチに

俺は


智「初めまして、Sといいます。訳あって自分は今カズナリ王子のそばにいます」


その言葉に

ユウイチは

驚いた顔をして


ユ「カズナリさまの!?カズナリさまはお元気にされてますか?」


俺たちは

フーマから聞いた話と

現在の俺が見た

カズナリの現状を説明した

ユウイチが

処刑されたあとから

人形のようになり


"ここだけの話にしてくれ"と伝えて

自分を殺してくれと

依頼されていることまで

話をした


そんなことに

なっているなんて

思いもしなかったのだろう


同様を隠せない

ユウイチに

俺は

フーマから

預かった

ブレスレットを出し


智「フーマから預かりました」


ユ「これは…」


智「カズナリのために…助けていただきたい」


俺は

元気に過ごしている

生きているということを

伝えて欲しい

カズナリに会って欲しいと

ユウイチにお願いした









続く






12時 蓮のお部屋