傀儡師の吻 7 | 黄色い涙〜Storm〜

黄色い涙〜Storm〜

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黄担当で大宮をひどく拗らせてお話書いてます(。-ㅅ-。)
はじめましての方はテーマ→蓮のトリセツの必読を!




先にこちらを読んでね💛

下矢印














※妄想中








7 智






俺はいま

ムストー王国の城

ニノミ城の前

青龍門にいる


通行証を

門番に見せれば


『入れ』


ぺこっと

お辞儀をしてから入った


正殿に行くまでに

長い長い

石畳が続いていて

最後の門に

たどり着いたら


『フーマ殿お連れしました』


フ「相わかった」


フーマと呼ばれた男

髪は

真ん中でわけられ

珍しく薄い茶色の髪の毛に

爽やかで知的なイメージのある男が現れた


フ「フーマだ。其方は?」


智「街から夜枷役できました。サトと申します」


フ「念の為、通行証をみせていただこう」


智「こちらです」


フ「ついて来い」


最後の門を通り抜けると

広い御庭が現れた


智「広っ!」


あまりの広さに

声が出てしまって

フーマが

ちらっと見たがそのまま

正殿に入った


フ「国王、カズナリさまの夜枷役のサトを連れて参りました」


王「うむ」


フーマも俺も膝をついて

玉座に座る

王に挨拶をした


王「よくきてくれた。あれは次期、王になる息子だ、サトと言ったな?」


智「はい」


王「あれを頼んだ。もうすでに婚約者も決まっていてな…子宝に恵まれ活気づく国にしてもらいたいからな」


あはははは

と笑っていた


何が

そんなにおかしいのやら


まぁ

そのへんの街の女をあてがい

恋だの愛だの

ましてや

知らぬ子などできてしまえば

ややこしいこと

だから

男だったんだろうけどな


俺は

深く頭を下げて


智「謹んでお受けいたします」



息子が

死にたいと

言っているのに

父親といえ

国の王にもなれば

息子の腹の奥底のことなど

わからんのだろうなぁ…









続く









次は12時あおたんちゃん💛

下矢印