Face Down 52 | 黄色い涙〜Storm〜

黄色い涙〜Storm〜

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黄担当で大宮をひどく拗らせてお話書いてます(。-ㅅ-。)
はじめましての方はテーマ→蓮のトリセツの必読を!










52 智






空き時間に
キャンバスに向かって
絵を描いていたら

スマホが
震えた

画面みたら
"K"
これは
香織の番号だ

智「チっ!」

直電は
してくるなと
前々から言っていた
何かあれば
相葉ちゃんから連絡がある

だから
仕事のこと以外で
香織には
かけてこないようにさせていた

あの食堂のときも
ずっと
大学で
声なんてかけてこなかったのに

あたかも
いつも
一緒にいるような
セリフを言って
話かけてきて
和也に声をかけたときは

さすがに
イラついて
夜、楽園で
香織に

『和也はいまの俺のココを知らないから話しかけてくるな!もうやめろ』

と伝えた

智「はぁ〜伝わってなかったのか?」

イラつきながら
電話に出たら

『智!和くんが倒れたの!』

智「はぁ?」

また
あいつは
俺がいないところで
接触したのか?

そこにも
イラついたが
それよりも
和也が倒れたって
どーうことだ?

高校の頃とは違って
突然ダイブするようなことは
起きないと
父さんも
言っていた

智「お前っ!香織!和也に何かしたのか!?」

『ちょ!人聞き悪いこと言わないで!それよりも早く来なさいよ!』

智「ちっ!どこにいるんだ!」

『大学の中庭!あのサスペンスとかに出ててきそうなトンネルあるところ!』

智「わかった!すぐいく」

俺は
自分の首に下がってる
鍵を
ぎゅっと握って

筆を置いて
急いで
香織が言っていた
場所に向かった







続く