彼のこと
好きなだけ
なのに

いまの
わたしは
奪う愛

ああ
彼女を
彼女のことを

彼を
支えた
彼女のことを

傷つける
わたしに
なりたくない

傷つける
彼に
なってほしくない

彼女を
支えるのは
彼だけだから

彼を
支えた
彼女のことを

傷つける
わたしに
なりたくない
彼が
レール
敷いてくれた
途端に

人生の
転換期が
急に
怖くなった

わたし
彼と
一緒に
歩んで

ほんとうに
それで
いいのだろうか
彼は
昨日
彼と
入ったお店

彼とは
二度と
来れないって

そう
思って
いたからね

一緒に
いられて
嬉しかった

珈琲
飲み終え
帰るのが

夢の
おわりか
さみしかった

だけど
彼は
わたしに言ったの

こういう
ことが
普通になるよ

いつか
これが
俺たちにとって

特別
じゃない
そんな日が

いつか
くることに
必ずなる

必ず?
必ず
必ずくるよ

彼は
わたしに
そう言った

必ず
いつか
特別じゃない

あたりまえの
日常になる
そんな日が

いつか
必ず
きっとくる
昨日は
彼の
指輪を借りて

いろんな
指に
つけてみた

小指
薬指
中指

どこも
ゆるくて
はずれちゃう

人差し指
親指
右手の親指

ようやく
すっぽり
はまったよ

昨日は
わたしの
指輪を貸して

いろんな
指に
つけてみた

親指
人差し指
中指

どこも
きつくて
はめられない

薬指
小指
左手の小指

ようやく
すっぽり
はまったよ

彼が
言ったの
指細いねって

俺の
小指が
ぴったりなのか

だから
わたしも
彼に言ったの

わたしの
親指が
ぴったりなのか

それから
2人で
ふふっと笑って

なんだか
幸せ
感じたよ
彼と
喫茶店で
待ちあわせ

あんなに
楽しみ
だったのに

道を
間違え
まわりみち

彼は
わたしの
後ろ姿

見ながら
ちょっと
びっくりしてる

そっち
じゃなくて
こっちだよ

わたしは
後ろを
ふりむいて

あれ?って
言って
みるけれど

わたしは
いつも
まわりみち

彼は
わたしの
羅針盤

あゆむ道
教えてくれる
羅針盤