わたしは
熱いの
苦手なのに

グラタンや
ドリア
頼んじゃう

わたしは
ブラック
苦手なのに

ブレンド
ミルクなし
頼んじゃう

そんな
わたしを
じっと見て

彼は
にこにこ
笑うのよ

おまえは
いつも
そんなだな

苦手な
ものを
わざわざ頼む

いまさら
わたしも
初めて気づいて

わたしも
にこにこ
笑うのよ

ほんとだ
わたし
いつもそうなの

苦手な
ものを
わざわざ頼む

それが
わたしの
いいところ

それが
わたしの
良さなのよ
彼に
はっきり
好きだって
言われてから

わたしは
何故か
安心して
ほっとして

余裕が
できるように
なって
しまった

これで
いいのかな
わたしで
大丈夫かな

彼と
この先
ともに歩んで
いいのかな
昨日
彼が
言った

わたしを
好きだって
愛してるって

曖昧じゃなく
不安定じゃなく
はっきり言った

昨日
彼が
言った

わたしを
好きだって
愛してるって

曖昧だった
不安定だった
今までを

払拭するには
充分すぎる
彼のことば

その
ひとつひとつ
嬉しいはずなのに

彼女の
未来を
思った

わたしのせいだ
彼女は
大丈夫かな

わたしが
傷つき
思い悩むこと

これは
わたしが
耐えればいいのに

彼女が
傷つき
思い悩むこと

わたしが
どうすることも
出来ない

彼女は
ほんとうに
大丈夫だろうか

彼女は
ほんとうに
強いだろうか

わたしは
彼女に
許してもらえるだろうか

わたしが
彼女の
こころのキズの

加害者だ
いつもの通り道
街角
交差点

出会うはずの
ないひとに
出会う道

いつもと違う通り道
街角
交差点

出会うはずの
ひとに
出会えない道
旅先で
会う人は

いつか
またいつか

逢えると
信じて

手を振り
別れていく

次に
会うときは

お互い
少し

成長して
大人になって

逢えること
信じて

人生は